町田の美容室ROWSE宮本です
いつもブログをご覧いただき
ありがとうございます
ノンジアミンカラーと言っても実は何種類かあります
今回はその種類と特徴について
ノンジアミンカラーの定義は
ジアミンという成分が入っていないことを
ノンジアミンカラーとかジアミンフリーというような
表現をしています
ジアミン成分が入ってさえいなければノンジアミンカラーと呼べますが
実はヘアーカラーアレルギーに関してちょっと誤解もあるような
気がします
それがどういったカラーなのかを知らずに染めてしまうのは危険にも思えます
そこでヘアカラーの種類について
①ヘアマニキュアタイプ
昔からあるノンジアミンカラーになります
爪に塗るマニキュアの間隔に近いニュアンスで髪の表面に付着して染まります。
髪の内部の方には反応しないのでダメージの心配は少いのと
アレルギーもほとんどありません。
ただし商品によりタール系色素を使っているメーカーもあるので
そこはちょっと注意が必要です
それと、地肌に付くと色が落ちにくいので根元からは染められません。
更に髪を明るくする力は全く無いので、用途はかなり限られてしまいます。
黒髪にはほとんど色味が感じられないです
それと表面に付着しているだけなので洗うたびに色落ちします。
その為一般のカラーと比べると色持ちもあまり良くありません。
プールや温泉や海水など色落ちが進むことが多いです
②カラートリートメント
HC・塩基性染料と言われる染料を使用しています。
プラスの電気を帯びているので髪に磁石の様に付着して染まります。
髪の負担も少なくヘアマニキュアほど地肌に付かないので
ホームケアメンテナンスとしても使いやすいです
こちらも髪を明るくする力はないので使い方はほぼヘアマニキュアに似ています。
ヘアマニキュアと比較すると、HC染料は分子量も小さく種類も豊富なため
多少キューティクルの隙間から毛髪内に入るのでマニキュアよりも深く染まりやすいですが
通常ではそこまで内部にまでは染まらないので色落ちも早めです。
③ブリーチ剤
あくまで脱色するだけの染料が全く含まれないカラーなので 用途は明るくするだけですし
アルカリや過酸化水素を使うためジアミンは入っていませんが刺激はかなり強めです
アレルギーが出てしまった方はこのブリーチやライトナーで一度明るくしてから
ヘアマニキュアで色をつけるダブルカラーをすることもありました
④ヘナ
ヘナはミソハギ科の植物を使った天然の染料です
ダメージの心配もなくアレルギーリスクの低い染料の一つになります
多少ダメージを負った状態でもその隙間にヘナ染料が付着する為に
ハリコシが出るのが特徴。
こちらも髪を明るくする事は出来ないのであくまで白髪を
染めるという感覚です
ヘナ単品で染めるとオレンジ系にそまります
ブラウンにするにはインディコなどの他のハーブを
混ぜることにより茶系のブラウンに白髪を染められます
注意として染まりやすくする為にジアミン染料が含まれたケミカルヘナという種類もあるので
要注意です
ケミカル成分が入ることで本来の意味が薄れるので
そこは考え方によりちょっと違和感をもつことがあるかもしれません
⑤ノンジアミン
少しずつ出回っているノンジアミンカラーで一番多いタイプです。
酸化染毛剤とは皆様が普段使ってるアルカリカラーの事で
これはジアミン染料を使わないカラーです。
ROWSEのノンジアミンカラーもこの仕組みを利用した
ノンジアミンカラーを取り扱ってます
ROWSEのノンジアミンとは違いますが
メーカーによっては”ジアミン”を使っていないけれど
ジアミンによく似た構造の染料(アミノフェノール類)が入っているのでアレルギーのリスクはあります。
ノンジアミンカラーの中でも将来的にはアレルギーリスクが高い気がするので
ノンジアミンカラーといってもROWSEでは消極的に使用はしていません
ダメージも通常のアルカリカラーと同等か場合によっては大きくなる可能性があるものの
ジアミンを使わない分発色が薄くなりやすいので色味も限定され、白髪が少し浮きやすくなります。
ここでやはり僕が注意したいとかんがえているのは
ジアミン以外にもパラアミノフェノールはアレルギーの報告事例が多いらしく
ジアミンによく似た構造をしているのでジアミンアレルギーの方でも反応してしまう可能性があります。
今だけを考えるのではなく5年後10年後も考えて
少しでもリスクは避けれるものは避けた方がと考えてます