薨去された師の御誕生日に

日生劇場で、【天保十二年のシェイクスピア】を拝見しました。

同作品の大千穐楽?迄、

YouTubeのチノポスで、師が語られた【天保に関する箇所】で

御衣黄がピーンときた部分のみ、ブログに纏めます...

よろしければ、お付き合いくださいませ。

因みに、題の日付は学んだ日です。

 

では、本題へ...

御衣黄の覚書から、記します。

*詳細が気になった方は

著書やYoutubeを探して

確認してくださいね

竹内の日本史書いて覚える(P119)参照

 

---

 

・故郷に戻れ!

 

江戸で、犯罪が急増し、牢屋は満員。

この状況の打開を牢屋主に命じると…

カレらは、犯罪者をリンチして殺した…

極めて、異常な状況である。

 

農民は農業しかできない…

という事で

旧里帰農令(帰りの旅費は幕府負担)

を出した。

 

しかし、帰った所で、

 

・知人はいない。

・土地やカネもない。

・農業のやり方も知らない。 

・手に職もない。

 

結局、犯罪者になるしか

なかったのだ…

 

・鬼平犯科帳主人公、長谷川平蔵の考え

 

平蔵は、何故?江戸で

犯罪が急増しているのか?

を最初に、考えた男...

 

平蔵は犯罪者(予備軍含)を調査し

 

カレらは、手に職のない、元農民。

農地を奪われ、江戸にやってきた...

そんなカレらが仕事を得るのはムリ...

だから、犯罪(窃盗等)に走る...

 

という、結論に至った。

 

・一足寄場

 

平蔵は、江戸に戸籍がない者達に

一足寄場で、職業教育を施した。

手に職を付けさせるのが目的である。

 

一足寄場で社会復帰した者も、大勢いる。

 

「単に田舎へ帰れ!」という松平定信より

長谷川平蔵の考えの方が理にかなっている。

 

一足寄場は、石川(現在の東京都中央区佃)

に位置していた。

佃の住吉神社様の近くだったのですね(^^;

何度か参拝させていただいているのに

全く気付いていませんでした...

次回は、必ず確認します!

 

お読みいただいた方、ありがとうございます✨️

 

当然、定信は平蔵に嫉妬し、

宇下人言で平蔵を悪く書いている。

 

・・・。

男の嫉妬と出世欲の強さは

いつの時代も変わりませんね。

本当、怖過ぎます...

 

・・・。