前回に続き

古事記(下つ巻・雄略天皇の段)に於いて

御衣黄が気になった箇所を

まとめています。

*5.10のブログを一部改訂しました。

 

*意訳もしておりますので

ご容赦くださいませ。

気になる方は

古事記を確認してください。

*新潮社古事記P241〜242参照

 

目出度く、雄略天皇は

若日下部の命と結ばれた。

 

そして、

大泊瀬幼武尊は

長谷朝倉宮にお帰りになる

道中の坂で

若日下部の命に歌を詠んだ。

 

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日下部の こちの山と
たたみこも 平群の山の
こちごちの 山の峡(かひ)


立ち栄ゆる 葉広熊白檮(はびろくまかし)


本には いくみ竹生ひ
 

末辺(すゑへ)には たしみ竹生ひ


いくみ竹 いくみは寝ず
たしみ竹 たしには率寝ず

 

後もくみ寝む その思ひ妻 あはれ

 

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日下部の生駒山や

平群山の

あちこちの谷あいに

 

葉の広い大きな樫が繁茂して

立っている

 

その樫の根本には

こんもりしげった竹が生えている

 

その樫の梢には

繁茂した竹が生えている

 

こんもり茂っていた竹だったのに、共寝しなかった

繁茂した竹だったのに、共寝しなかった

 

ああ、愛しい私の妻よ

次こそは、腕を交わして

共寝をしよう...

 

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※たたみもこ(幾重も重ねた敷物。平群の枕詞)

※いくみ竹   (掛詞)

※たしみ竹   (掛詞)

新潮社古事記(P242)参照

 

ふむ。

要するに...

竹をそっちに

隠喩❤させているのですよね。

*日中から、刺激が強くて

本当にすみません。

昨夜、書き上げたのですが

アップできず、寝ました...

 

直接的な歌ですね。

身体・精神的に男性なら、好きなのだよね...

 

*中性の方は

また考えが違うのですよね...

 

まぁ〜、お互いがどれだけ譲歩できるか?

に掛かっているのでしょうね...

 

それから、平群と竹が

記載されていると

「武内宿禰」だと

思ってしまいます...

 

・・・。

 

結局、その場で、

若日下部の命と交合するには

至らなかったのですね...

 

つづく

お読みいただいた方、ありがとうございます✨