前回のブログで、萬葉集に掲載される
高市皇子の歌(158首目)を紹介しました。
軽く確認しますと...
高市皇子の歌(三首・通し番号156,157,158)の
前書きには、こんな事が記されています。
「十市皇女の薨ぜじ時に、高市皇子尊の御作りたまひし歌三首」
では、上記を踏まえまして
今回は、157首目について記載します。
(岩波書店 萬葉集 参照)
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神山之 山辺真蘇木綿 短木綿
如此耳故尓 長等思伎
三輪山の山辺まそ木綿 短木綿
かくのみゆゑに 長くと思ひき
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三輪山の山辺の木綿(ゆうと読む・楮で作られた糸)
は、貴女との縁をずっと結んでいると
思っていた...
貴女さえ、生きていてくれたら
また、何処かでお目にかかれたのに...
・・・。
意訳過ぎるわよ...
0点ね。
ううう...
木綿(ゆう)が「結ふ」に、掛けている
と思いました。
また、山辺真蘇が「山辺蘇真(仙)」
と反転している可能性を考えました。
*「仙」とは、木材を切り出す山。
見当違いでしたら、すみません。
それから、御衣黄の文法の
勉強が不足しているコトは認めます。
・・・。
お読みいただいた方、ありがとうございます✨
157首目に記載されている
「山の辺の道」について少々...
コースは以下となっています。
・海石榴市→大神神社(ご神体:三輪山)→石上神宮
そして、起点となる、海石榴市に
竹内街道が交差しています。
そして、同街道は、大阪府太子町と奈良県葛城市
の境となる、竹内峠へと繋がります。
因みに、同峠は、葛城山と二上山に挟まれています。
また、鶯の名所であるコトから
「鶯の関」とも呼ばれています。