かなり前の話。
即位正殿の儀をテレビの中継で、拝見していた時
内閣総理大臣が寿詞で、「弥栄」を口にされていました。
公式の場で、使う言葉だったのですね。
(知識不足ですみません。
ふつーに、日常生活を送っていたら、中々耳にしないですよね。
精通者でなければ、分からないですよ。ブツブツ。)
この時は、ふーんと流したのです。
最近また、図書館で手にした書籍(日本の祭P217)から
この言葉に遭遇しました。
弥栄神社です!
島根県津和野に鎮座しています。
同神社の神事で、最も知られているのは
「鷺舞」です。
国の重要無形民俗文化財に指定されているのですよ。
2019.8の琵琶湖旅で出逢った、鷺さん
今振り返ると、これが意に反して
舟に乗せられた理由なのカモしれません。
鷺舞は、京都→山口→津和野
と移し継がれてきました。
つまり現在、鷺舞は、唯一津和野町だけに、継承されているのです。
この鷺舞に、歌詞があるのです。
津和野町公式観光協会のHPによると
ーーー
橋の上におりた 鳥はなん鳥
かわささぎの かわささぎの
ヤーかわささぎ さぎが橋を渡した
さぎが橋を渡した
時雨の雨に ぬれとりとり
ヤーかわささぎ さぎが橋を渡した
さぎが橋を渡した
ーーー
かささぎの渡せる橋におく霜のしろきを見れば夜ぞふけにける
(百人一首・大伴家持)
に、よく似ていますね。
鵲橋とは、「かささぎに乗って天の川を渡る」ことを示しています。
七夕の話(牽牛と織女)ですね。
元々、鷺舞は京都・八坂神社の祇園会で舞われていました。
御祭神は、牛頭天王(スサノオ)、、、。
また、宗像大社・中津宮にある大島が
七夕伝説発祥の地なのですよね。
古事記の邪馬台国(P12~P17)に記載されている
内容(アマテラスとスサノオは夫婦)は
ここに繋がってくるのですね。
勉強になりました。
目には視えないご縁に、感謝です。
お読みいただいた方、ありがとうございます✨
令和元年の京都・八坂神社「祇園祭」は、
1150周年でした。
それを記念して、津和野の弥栄神社が「鷺舞」を奉納したそうです。
知らなかった、、、(汗)