最初に訪れたのは、投げ込み寺(浄閑寺)です。
身寄りのない遊女さんの遺体を
この地に、放り込み
そして、無縁仏として、葬りました。

 

夜更けに、まるでゴミを扱うかの様
に成された、と言われています。
*お得意様にバレない為
 
情を持って、新吉原に通っていた旦那もいました。
「身請け」いう言葉が、それを物語っていますね。
 
お気に入り(遊女?花魁?)さんが、亡くなったと、分かったら
その楼に通わなくなるでしょう。
経営の面から、そのようにした様です。
 
今日は、もう既にお客様と...。
新入りはいかがですか。
などと言って
女将さんは誤魔化していたのでしょうね。
(とある漫画参照)
 
お墓の前で、心静かに、手を合わせ、祈らせていただきました。
この日は、春の彼岸明けでした。
呼ばれたのカモしれません...
 
お参り後、拝見した、桃色の椿。
遊女さんの艶やかで、華やかなお姿(若さという面で、女として一番良い時)
想像させられました。
 
三ノ輪の浄閑寺から、真っ直ぐ、道を歩きました。
土手通りと、明治通りは、交差しているので、注意です!
お間違えのなきように、、、。
 
しばらく歩くと...
土手の桜鍋の店・中江さん(夜のみの営業。土日祝日は、お昼も営業)
天婦羅の店、伊勢屋さん(長蛇の列でしたよ。)
が見えてきます。
*随時、確認してくださいね。
 
更に歩くと...

 

見返り柳とスカイツリー
 
ここを右折して、少し歩くとと、交番があります。
ここに、新吉原を出入りすることのできる
唯一の大門(おおもん)がありました。
遊女さんが外へ逃げ出さぬよう
見張り(会所)がこの場所にあったそうですよ。
 
つづく
 
お読みいただいた方、ありがとうございます✨ 
 
新吉原と言われる理由は
明暦の大火で
日本橋人形町にあった元吉原が
焼失し、移転したことに因るそうです。
 
当然、茶屋、揚屋、置屋などは、ありません。
ですが、現在、その跡地に、ソープ店が立ち並んでいます。
 
御衣黄以外の方も、新吉原について
ステキなブログを書かれています。
 
どうか、よくお調べの上
遊女さんを想いながら(私利私欲のお願いはせず)
参拝されてくださいね。