セクターポリス構成員A: まったく権藤さんにも困ったもんだ
セクターポリス構成員B: そう言うなよ。権藤さんのお陰でオレたちゃ、割のいい仕事にありつけるんだからな
セクターポリス構成員A: でもよ、ルキスのガキ共、とっくに逃げてるぜ。何でオレたちゃ、真夜中にあんな空き部屋見張らなきゃならねぇんだ
セクターポリス構成員B: クライアントへの面子だろ。ちゃんと料金分仕事してすってな
セクターポリス構成員A: そんなもんかね
セクターポリス構成員B: そうそう。ボーナス分だと思って、これでも飲んで夜をあかそうや
セクターポリス職員さんは、同僚さんに缶コーヒーを投げ渡しました。
セクターポリス構成員A: ん?なんか聞こえないか
セクターポリス構成員B: 何も
セクターポリス構成員A: いや、聞こえるぞ。ローラーブレードだ
セクターポリス構成員B: 急にどうしちまったんだよ
セクターポリス構成員A: 気をつけろ。ルキスのガキ共だ
セクターポリス構成員さんはそう言うと、コーヒーを投げ捨てて、
腰のスタン捧に手をやります。
セクターポリス構成員B: 確かに。ギャッ
狭いビルとビルの谷間。
その1メートル位の隙間を、屋上から器用に足を広げ、
滑り降りてくるルキス市民さん。
その手にした捧が、
セクターポリス職員さんの1人にクリーンヒット。
たまらず倒れこむ、職員さんです。
ルキス市民A: おっと、そのままだ
残されたセクターポリス職員さんは、
5本の捧の切っ先を突きつけられ、
冷や汗を流しています。
ルキス市民B: 分かってるだろ。武装解除だ
目を見開き、首を何回も縦に振るセクターポリス職員さんです。
ルキス市民C: いいね。ものわかりが良くて。ついでにメッセンジャーになってくれ。俺達は屈しない。例えどんな年月が掛かっても、俺達はルキスの自由の為に戦う。権藤さんに伝えてくれ
そう言うと、ルキス市民の一団は、闇の中に溶け込んで行きました。