映画『フラガール』は、2006年公開の名作といわれる邦画で、ご存じの方も多いかもしれません。

 

何回も見ている「フラガール」の最近観たときの個人的なお気に入りシーンと個人的な感想のその2を紹介します。

(ネタバレあり)

 

前回は↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夢を途中で夢にした早苗

早苗(徳永えり)が北海道へ引っ越していくシーン。一番涙するシーンでもあります。

最初観たときは、涙のシーンで、「うぉ~感動シーンだ~」と思っていましたが、二回目以降は少し見方が変わりました。

 

早苗は、父親が北海道へ転職になり、兄弟のめんどうを見ないといけないために自分も引越しをすることになり、ダンスのレッスンもやめることになりました。しかたないようにも思えますが、紀美子はといえば母親にビンタされ、「出ていけ!」と言われ、家を飛び出してでもダンスに励みました。父親がどこへ行こうと兄弟がどうと、なんとかして(思い浮かびませんがw)ダンスをするという選択もあったのではないかと個人的には思います。

それでも、人生の選択は自由であり、善い悪いはないと思うのです。早苗は、紀美子に髪飾りをプレゼントしたり、その後も紀美子の支えになっていると思います。

 

紀美子の立場から見れば、 夢を目指す途中にはつらい別れもあるんだなあ、と思いました。(最後まで知ってるゆえに余計泣ける) だから二回目以降、複雑な思いがこみ上げてきて、余計に泣けてくるのです。

「じゃあなーーっ!」「じゃあなーーーっ!!!」と二人とも見えなくなるまで手を振り続けるシーンはもう号泣必至。書いてても泣けてきました。

 

(写真引用:https://www.hawaiians.co.jp/guide/hulagirl/hula02.html

 

※文章と写真のシーンは異なります

 

 「何?聞こえない!」

地味に好きなシーンです。

衣装を着てポーズをとって、記念の写真撮影をするシーン。

紀美子は、早苗に「誘ってくれてありがとうな」と、早苗に聞こえるか分からない声で呟きます。早苗「何?聞こえない!」

やがてポーズをとったまま写真撮影に入ります。

 

紀美子が本心で思っている感謝が口からあふれてきたんだと思います。

二回目以降みるとき、そのあとのストーリーを知っていると、余計にしみわたるものがあります。早苗が夢半ばにして別れることになりますが、早苗が積極的に誘ってくれなかったら、紀美子は間違いなくダンスをしていないし、練習に励んで晴れ舞台に立つこともなかったと思います。

 

大きなチャンスを運んできた人に、それだけで大感謝だと思います。その後その人がどのような選択をしようと関係ないと思うのです。

 

(写真引用:https://www.hawaiians.co.jp/guide/hulagirl/hula02.html

 

※文章と写真のシーンは異なります

 

さらに次も続きます。