突然感傷的な気持ちになって困惑している


 私は私の生きたかった世界が現実に存在しないことも知ってるし、でもそれは誰かが編み出した世界でもなくて唯一無二の存在で、それを上手く想像出来ないし表現出来ない、今の世界で何をしたいのか分からなくて感傷的な気持ちになって何だか泣きそう


 物語が愛されるのは結末があり物語性を与えられていることが自明であるからで、でも果たして私の人生は物語になり得るだろうか



 物語の主人公になりたかったというのはそういう意味だ、多分




 じっとして動きたくない一日だけ考える猶予を与えてほしい、私の頭にだけ