オリエントの平太くん | together,forever

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嵐や日常感じたことについて、不定期ですが書きます。

「オリエント急行殺人事件」を見ました。
なんか、興奮冷めやらぬままに、つらつらと感想を。

やっぱ、そうか~、そうだよね。
原作を読んだ時に、平太くん(秘書)の動機が一番希薄だったんです。
希薄な関係のくせに、絶対必要なポジション。
日々ばれるかもしれないプレッシャーと、
憎む相手が目の前にいるストレスがかかる一番辛いポジション。
やっぱ、ストーカーなみの執着がないとやってけませんよね。
これが平太くんが主人公で、生い立ちからじっくり書き込めるならまともな説明をつけられるけど、
やっぱり華になるのは松嶋奈々子(先生)か杏(妹)だから、そっちに重点を置いて、となると、
…動機は「常軌を逸した憧れ」になるよね。

あ、でも、ストーカーではないか。
なんか、写真を額に入れて大事にしているところとか、(貴重な1枚!2度とないチャンス!)
パーティの末席に混ぜてもらって喜ぶところとか、(笑顔を遠くから見られるだけで幸せ)
形見の品を辞退するとか、(おこがましいです)
…ストーカーより、重度のファンって感じ?
「絶対手の届かぬ相手」として慕っている感がします。

なんか、ドラマを見て、
平太くんは剛力夫人が慰問に行っていた施設の卒業生のような気がしました。
つまり母を知らずに育ってきて、慰問に来た夫人に理想を重ねて。
ただそうなると、平太くんには「帰る田舎」がないはずです。
…うーーん

昔読んだ印象では、
原作の秘書は「上流階級の放浪する若者で、旅先で短期の秘書を引き受けた」設定だったような。
もっと軽い感じでした。
けっこうアガサ・クリスティー(もしくはイギリス)は、階級意識が強いのですが、
秘書は使用人階級ではなくて、無産階級だった気がします。
しかし、ドラマではどう考えても使用人側ですよね。
つまり、原作では秘書は夫人を遠縁の親戚的に憧れ、ドラマでは聖母のように憧れ。
ああ、でもそうするとドラマでの、
大奥様の「母のように、姉のように、そして恋人のように慕い」というのに矛盾するか。
このセリフで、大奥様の平太くんへのイメージがストーカー並みだと確定しましたね。
それでも使えるものは使う大奥様、ステキ。

なんて考えていると、平太くんのこれからが心配です。
友だちいなさそうだし、職はないし。
藤堂の仕事がらみで悪い組織にねらわれそうだし。
事件をうまく昇華して、新しい人生を送ってほしいものです。

しかし、大奥様良かったです。
原作より見せ場が先生にとられちゃったけど、大佐にもとられちゃったけど、
そうでもしなければ、ぶっちぎりで主役でしたね。
探偵より印象的です。

杏ちゃんはかわいそうでしたね。
あまりにも頭の軽いおふざけキャラにされちゃって、
引き立て役にでもするつもりだったんでしょうかね。

そして、呉田さんの
正義の殺人はない。殺人は悪いことだ。私は悪いことだと知っていて、それでも殺人を犯す。
という(ような)セリフが、カッコ良かったです。

もう眠くて、支離滅裂~
寝ないと、仕事が~
おやすみなさい