ウチにワンコロ、いわゆる犬がいることは、Twitterでは散々書いていたと思います。
「近況を報告」するブログだというのに、ここでは書いたことが無かったのは、自分でも驚きです。
我が家の犬さん(本人に許可取ってないので、名前は伏せますが)は、メスのチワワで、2011年ごろやって来ました。
元々は、ヨメさんの実家で買われていた犬でした。
オイラは個人的には、生き物をお金で買うことに抵抗があったので、犬も猫も飼うつもりはありませんでした。
しかし、娘たちがあまりねだるので、義父が自分の所で飼うと言う事で買ってきてしまったのです。
元々、ヨメさんの実家では犬を飼っていた時期があって、数年前に亡くしていたところでしたので、お任せすることにしました。
しかし、それから1,2年して義母が他界しまして、実質犬の世話をしていたのが義母で、義父は「動物の世話なんかできない」と言うので、ウチで飼うことになったというわけです。
高齢の義母が世話をしていたと言う事で、あまりしつけが出来ていなくて、トイレを教えるのにえらく手間がかかりました。
また、飼い始めてほどなく、祖母が体を壊して入退院を繰り返すことになって、散歩にも出せていなかったので、すっかり散歩嫌いになってしまっていました。
玄関から外に出すと、座り込んで絶対に歩かないんですよね。
ずるずると引きずることになっても動かない。
ヨメさんなんかは、結局抱っこして公園に連れて行くけど、そこでもほかの犬を怖がって、ベンチの下で丸くなるだけ。
オイラも挑戦してみたけど、あんまり気長に歩くのを待つわけにもいかなくて、結局散歩は断念しました。
ウチのベランダが、いわゆる「ルーフバルコニー」と呼ばれる類でそこそこ広いので、朝夕そこを歩かせることで、全く運動させないという事態は免れていたと思います。
因みにヨメさんの実家は、戸建ての二階建てで、広いリビングを走り回ったり、階段を上り下りしたりと、これも運動量は足りていたと思います。
むしろ、ウチに来てからは、餌以外にも、娘やオイラが食べてるものをねだるので、ちょこちょこ食べさせたりしていて、ベランダを歩くくらいでは足りないくらいに、大きくなってしまいました(笑)
人に見せると、「ホントにチワワ?」って聞かれるくらいです(汗)
さて、最初に書いた通り、2011年ごろに我が家にやって来て、その前1,2年ほどヨメさんの実家にいたわけですから、現在はすっかり高齢犬です。
3年位前から、ソファに飛び乗るような脚力も無くなっていました。
今年になって、トイレに間に合わなくなったのか、ところかまわず糞尿を垂れ流すようになりました。
ウチは、階下への足音防止のために、スポンジタイルを引き詰めていたのですが、毎日のように犬のおしっこが染み込んでは水洗いして外に干すと言う事を繰り返して、フローリングがむき出しになることになりました。
犬はと言えば、夏の暑い中を、フローリングに寝そべって過ごすことを憶えたようで、もしかしたら冷たいフローリングの面積を広げるためにしてるんじゃないかと思うほど、毎日別のタイルでおしっこするようになりました。
明らかにトイレとは別の方向にある場所でするのですから、ビックリです。
しかしそこは自業自得と言うべきか、慣れないフローリングのせいで、足がつるつる滑って、歩けないどころか立ち上がるのにも一苦労するようになりました。
手足をばたつかせ、やっと立ち上がったと思ったら、今度はうまく前に歩き出せずに、やはりバタバタ、つるつるともがく姿は、最初に見た時こそ、ちょっとしたコメディを見るように感じたのですが、そこは高齢犬ですから、骨折や、股関節などの脱臼とかそういったことが心配になります。
すぐにスポンジタイルを戻して歩きやすくするのですが、冷たい場所を確保したいのか、においが付いてトイレとして認定してしまったのか、気づくとおしっこが染み込んでいる状態になっていました。
なんとかスポンジに変わる床材は無いものかと、アマゾンや楽天で物色するも、一長一短で決めかねていたところ、犬が突然歩かなくなってしまいました。
土曜日だったのですが、朝は普通に歩いていたように思うのですが、午後になって気づくと一か所に寝そべったままです。
とうとう足をくじいたのかと思って、前足や後ろ脚を軽くさすってみたのですが、痛がる様子がありませんでした。
腰などもマッサージするようにして見たのですが、痛がる様子は全くありません。
足の裏に何かあって立ち上がれないのかと思って、見てみたのですが何も無いようでした。
爪を切られるのが嫌いなので、足の裏を触ると、ビクッと反射的に足を引っ込めます。どうもマヒがあるわけでもなさそうです。
晩御飯を食べていても、いつものようにおこぼれ目当てに足元に来ることもなく、荒い息をハアハアとしていました。
夏ですから、息が荒いのは普通と思っていたのですが、声がかれるほどハアハア言っているのが心配でした。
ただ、食欲はいつものようにあるようで、口元に置いた餌はあっという間に平らげるから、ちょっと様子見をしていました。
数日見ていても改善されることなく、「つるつる滑るのが嫌で歩くのやめた説」もどうも違うように思いました。
ヨメさんは、過去に実家で飼っていた犬の記憶から、老衰だと結論付けて、このまま介護して看取ろうと言っていたのですが、とにかく息が荒いのが気になって、お医者さんに見せてくることにしました。
診断の結果、息が荒いのは「心臓肥大」と「弁膜症」と言う事で、クスリを貰って来ました。
立ち上がれないのはヘルニアだと言われたようですが、腰を触っても痛がらないので、これから悪化するのかなと言う心配が残りました。
あと、肝臓が普通の犬の10倍くらいに肥大しているので、痩せさせろと言われたようです。
歩けないのにどうしろと言うのかと、困惑しました。
結局、心臓がいかれてしまっていると言う事ですから、高齢と言う事もあり、お薬を飲ませながらお別れの覚悟をしつつ介護を続けて行くことになるのかなと思っていました。
2日前から、薬のおかげか、呼吸が荒くなる間隔が空くようになって、ゆっくり眠っている時間が増えたように感じるようになりました。
そして、その夜には自分で立ち上がれるようになって、昨日は歩くようになりました。
これにはビックリですが、家族一同で大喜びです。
一時的なものなのかどうかは様子を見てみないと分かりませんが、衰弱していくというわけではないのは、一安心です。
まだ便秘が続いていて、お尻を刺激してあげないと、自力で糞が出せないようで、量の方もシカの糞のようなのが数個と言うのが、まだ心配ですが、とりあえずは楽観的でいようと思います。
まだまだしばらく大丈夫だと思いますが、死んでしまってからブログにつづるのは、なんとなくいやだなと思ったので、このタイミングで記録しておこうかなと思ったのでした。
書いてるうちに、何か面白いことも書けるだろうと思っていたのですが、結局、いつものように駄文に終始したようで、申し訳ないです。