こんにちは。
直接雇用歴10年・派遣社員歴20年のロウです。
派遣という働き方について、リアルな視点で発信しています。
今回のテーマは
📘「派遣社員は、”中抜きされている”って本当?の話」です。
はじめに
「派遣は搾取されている」
「派遣会社が中抜きしているんでしょ?」
こんな言葉、ネットやSNSで見かけたことありませんか?
けれど、実際の派遣の仕組みを知ると、
”中抜き”という表現は正しくないことがわかります。
今回は、派遣の三者関係とお金の流れをもとに、
「派遣は搾取されている」という誤解を解いていきます。
1.派遣の基本構造ー三者の関係性
派遣の仕組みは、以下の三者の関係で成り立っています。
派遣先企業
↑↓
派遣会社
↑↓
派遣社員
- 派遣先企業:実際に働く場所を提供
- 派遣会社:雇用主として契約・給与・社保を管理
- 派遣社員:派遣会社に雇われ、就業先で働く
つまり、派遣社員の雇用主は派遣会社です。
派遣先の社員は、あくまで”他社の人”という立場になります。
この前提がとても大切です。
2.お金の流れー「中抜き」ではなく「分配」
よくある誤解が「派遣会社が中抜きしている」というもの。
実際には、派遣先企業が派遣会社に支払う派遣料金の中に、
以下の費用がすべて含まれます。
- 派遣社員の給与
- 社会保険料(会社負担分含む)
- 有給休暇の費用
- 営業・コーディネーターなどの人件費
- 事業所の維持費・運営費
- 派遣会社の利益
派遣会社はこの派遣料金を”適正に分配”して運営しています。
派遣先企業が派遣社員に直接お金を渡しているわけではありません。
雇用主である派遣会社が、給与を支払う責任を負っているのです。
3.派遣会社の中にもさまざまな雇用形態がある
派遣会社の内には、いろいろな立場の社員がいます。
- 正社員(営業、新規開拓、派遣社員フォローなど)
- 契約社員(営業アシスタント・登録サポートなど)
- 派遣社員(他社で就業)
つまり。「派遣会社=社員全員が正社員」ではありません。
派遣会社そのものも、多様な働き方で成り立っています。
4.「中抜き」という言葉が広まった理由
「派遣先が○万円払っているのに、自分の手取りは△万円しかない」
という感覚から、”中抜きされている”と感じる人が多いのも事実です。
しかし、実際にはその差額には、
雇用管理・社会保険・営業活動・教育訓練などの運営コストが含まれています。
5.正しく知ることが、安心して働く第一歩
派遣の仕組みを理解すると、
「自分は中抜きされている」という誤解や不安から解放されます。
派遣会社は、あなたの雇用主して、
契約・給与・保険・研修など、数多くの責任を負っています。
仕組みを正しく知ることで、
「派遣は搾取されている」というネガティブな印象が変わるはずです。
まとめ
- 派遣社員の雇用主は「派遣会社」
- 派遣先企業は「派遣会社」に派遣料金を支払う
- 派遣会社は、その中から給与・保険・経費を分配
- 中抜きではなく、会社を運営するための適正なコスト
- 派遣という仕組みは”搾取”ではなく”分業”による仕組み
まとめの一言
派遣の仕組みを正しく知ることは、
”自分の働き方を守る力”になります。
見えないところで何がどう動いているのかを理解しておくと、
不安が減り、選択の軸がクリアになります。