#43 SERANO WALKER "Allelujah" | world reggae reunion

world reggae reunion

レガエの残党(カリブのJA国&東洋のJA国)



不思議な1本だった。
美しい音楽をバックに、ジャマイカの子どもたちの走りの練習風景。
未来のボルトやパウエルやシェリーアンやベロニカ・キャンベル・・・
いや?
オッティ―はここにかつての自分を見るだろうか。
子ども時代の自分を。

この作品の背景を少し調べた。
唄っている人の顔が見えないのはなぜだろうと。

プリズナーはジャー・キュアひとりだけではなかったのだ。
ほとんど知られていないジャマイカの現実のひとコマ、ドキュメンタリーの世界。

フラットに伝えていく姿勢が感じられた、ちなみに監督はイタリアのひと。

子どもがこどもらしく愛され健やかに育つことがこの国では長い間、当り前ではなかった。
今でも。
色んな事が思い出されて、何度も何度も繰り返し見ながら、聴いた。

胸に迫る珠玉。言葉なんて何の意味もない。