ラスタマンと一緒に日本にいた時、ジョゼフ・ヒルの訃報を知った。
当時の記憶を思い起こすと、確かアムステルダムで心臓発作ではなかったと思う。
「カルチャー・ダイ」(カルチャーが死んだ)と気落ちするラスタマン。
強い意志を秘めたレゲエは彼らのものだった。こちとら日本人は彼らの文化の傍観者にすぎないのだとその時強く思う。
次々に襲う受難は彼らの文化を探求せよ、見届けよという我が定めの試練だったと今では思える。
試練の中で闘う市井のラスタとその友人たち、ありがとう。
あなたがたがわたしを創り上げるのだ。
ケニヤッタ・ヒル。
ここにもひとり受け継ぐものがいる。
上のライブでは、親父さんの代からのミュージシャンが一緒だ。
嬉しい限り。