東京新聞 2012年3月9日

エフパワーから電力
経産省 東電より年150万円節約

 経済産業相は9日、2012年度に庁舎で使用する電力の調達先を、小売事業者(特定規模電気事業者、PPS)の「F-Power(エフパワー)」(東京都品川区)に随意契約で決めた、と発表した。
 契約は1年間で、電気料金は1キロワット時で約18円51銭。経産省の年間の予定使用電力量は約1000万キロワットのため、年間約1億8600万円になる。これは東京電力と契約した場合より、約150万円安くなる。
 経産省は2000年以降、電力小売の自由化を広げるために、毎年、PPSなどを対象に入札を実施し、東電以外の会社から電力を調達してきた。
 だが、12年度は、東電が値上げを表明したことで、PPSに電力を購入したいという企業の申し込みが殺到し、PPSの電力供給の余力が落ち込んでいた。そのため、経産省が1月4日から2月28日まで実施した一般競争入札に応募する事業者はなく、東電と契約する可能性も出ていた。経産省はあらためて20社近くと随意契約の締結を交渉し、調達先を決めた。