経緯のまとめ記事です。

結論から言うと、K-70で絞り値の正常な設定がきかず、シャッターを切ると写る画像が真っ黒、もしくはうすぼやけた使い物にならない画像しか撮れない症状になりました。
 
ネット上の検索では黒死病と名付けられ(調べればすぐ出てくる)、K-○○機で頻発している症状らしい。
調べたら症状がまんまこれだというものでした。

以前の記事で纏めましたが、カメラ入門機種のPENTAX K-70履歴
・2019年2月購入新品
・2020年1月誤落下による破損で修理対応
・2020年12月、症状に気づく(詳細後述)

用途は主にライブ撮影(月に2~3回)、風景、自宅のペット撮影。
2020年1月の破損しての修理完了以降、使用頻度はぶっちゃけて言うと撮影機会減少により(コロナ禍でライブ現場自体消滅)してたため、たまに外へ持ち出して街写の夜景、風景を撮る程度になってました。



常用はK-70にこちらの望遠レンズ。

HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE

標準ズームレンズでsigmaの17-70mm EX DC(旧型、中古)を使用してましたが、経年劣化により絞り羽の開閉異常となったため、寿命を迎えられました。

標準ズーム域は焦点距離をしょっちゅう弄ってしまうため、撮影距離の意識をあまり持つことなく、カメラのモチベーションも上げたいと思ったために、単焦点へ買い換えの動機づけとなりました。

標準ズームを売って資金にとも思いましたが、sigmaの17-70mm EX DC レンズの絞り羽がちゃんと動かないとのことで買い取り不能、、、

そんなんで、

・sigma 30mm F1.4 EX DC

またしても旧型、でも単焦点を購入!!

これを昨年12月に到着して試し撮りしたところf1.4の開放では写る。
しかし、f1.6にすると(SSは同じ)、あれっ?黒い・・映らない、画像が黒い。
一段絞ったからといって、ここまでの露出アンダーになるほどのSSでは無いのは明らか。。
さらにf1.8、f2.8・・と絞っていっても同様に、何も映らない、黒い。
しかし、もともと手持ちの55-300 PLMでは、絞りも問題なく使えてるけど!!!

これ、本体なの?レンズとの相性が悪いの?、それともレンズの初期不良の可能性?と疑り、購入店に相談。

結論は、他のレンズでも再現性アリにて、K-70本体の不良が起きてるようだと。
調査だけしてもらって申し訳でしたが、本体修理はせずにメーカーに今一度確認するとして、未修理で返却。

年末年始をはさみ、結局手元に戻った絞れない機種K-70と単焦点30mm(ただし、開放f1.4だけは写る)。
55-300PLMは使えるけど、さすがにこのままじゃダメやん・・どうする?
本体を分解して直す方法も調べたが、さすがに本体を分解するのは躊躇した。

HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE
については、問題なく絞れて写りもすることは確認している。

何故?

メーカーサポートに持ち込んだところ、
HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR REは、電磁絞りの採用のため、機械的に羽車を開閉する機構とは別の仕組みで制御しているため、問題は起こらないのだそう。

やはり、カメラ本体の絞り制御が壊れているとの結論。

修理を依頼させてもらうことにした。
ずっと電磁絞りのplmを装着してたために、機械絞り制御の不良に気づかなかったのか?はたまた絞り制御の部分が固着して動かなくなることがあるの?
ついてはあまり明確なことは言われませんでした。
不具合症状のことは深くはツッコまずでおりました。
K-70を55-300 PLMの望遠レンズ専用機として使い続ける選択肢、もあるけどさすがにそれはね。

サービセンターへ出向く前、単焦点30mmの写りをテストがてらやってきました!

K70+sigma 30mm F1.4 EX DC
f8.0 30mm ISO200
SSは絞り不良のため、かろうじて適正な露光となるよう適当に調整、なのであてになりません。


K-70+HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE
f10.0 55mm 1/2500 ISO200


レタッチは全く同じにしてます。
ぱっと見は同じようですが、枝の細かな描写にHD 55-300 PLMってめちゃ優秀なレンズを使ってたのだと、その凄さを再認識する結果に!

単焦点を試しに来たハズなのに。😅

これではわかりませんが、カメラのビューだと30mm単焦点では線の細い所が紫っぽいモヤっとしたものが表れてたように見えるshotがあった気がした。
これは今後使ってみて伺うとします。

ピントの合わせによる前ボケと後方のボケ方についてはすごいね、f1.4の滑らかなボケ感の世界を体感。
木の苔の質感や線の浮き立たせ方は素晴らしい。

手前の木に焦点。
f1.4 30mm ISO100 1/1000

真ん中の木に焦点
f1.4 30mm ISO100 1/1000


水道飲み口に焦点
f1.4 30mm ISO100 1/1600


これは普段使いの望遠で寄りshot、ウチの犬

K-70+HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE
f5.6 1/13 190mm ISO500


レンズは良し悪しというより、それぞれの特徴を理解して使いどころを分けて考える視点が必要とわかってきた気がします。

K-70が治ってきたら早く単焦点を使って遊びたいなというカメラモチベのUP中。

さらには、暗所の描写、階調を求めるならフルサイズへのスペックアップ欲求が膨らんでしまってる現在。泣