2014年7月20日
静岡県榛原郡吉田町 遠江・小山城
遠江・小山城
史跡指定:町指定史跡
形態:平山城(30m/20m)
歴史
築城年代は定かではない。
今川氏が没落し、大井川を国境に駿河国を武田氏、遠江国を徳川氏が
領することとなったが、武田氏は大井川を越えて遠江国に侵攻し小山城を修築した。
元亀元年徳川氏が小山城を落としたものの、元亀2年再び武田氏によって
奪還された。この時、武田氏は城を改修し大熊長秀を城主として守備させた。
信玄が没し勝頼の代になると高天神城などを落とし遠江国に勢力を伸ばしたが、
天正3年長篠の合戦で織田・徳川氏に大敗すると高天神城も奪還され
小山城も徳川氏の手に落ちた。
説明
城は能満寺の背後にある東西に伸びる丘に築かれている。
大井川を背に東端が主郭で西側に三重堀が施されている。
現在は模擬天守が建つとともに丸馬出や空堀、土塁が復元されているが、
三重堀は状態よく残っている。
城主:今川氏,武田氏,徳川氏
案内
能満寺近くに能満寺山公園の駐車場が有り、そこから遊歩道が設けられている。
所在地:静岡県榛原郡吉田町片岡(能満寺山公園)