愛知県碧南市 権現崎の灯台 | ラビットのブログ

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2014‎年‎3‎月‎29‎日
愛知県碧南市 権現崎の灯台
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権現崎と呼ばれた地に白亜の燈台がひとつ。
衣浦港の整備に従い、新たな造成地が生まれて奥へと押しやられた権現岬。
かつてはこの権現岬こそが碧南市域の突端であった。
その頃は人里離れた寂しい地であり、一本の老松と常夜燈、
そしてその常夜燈に明かりを灯す「甲斐丸」が住んでいた。
この権現岬、明治の時代に石垣が築かれるまではさらに先へ延びて、
長さ一キロ程の”州”が存在していたという。
長年の浸食と文化年間(1804~1818)の前浜新田開発に州の砂を利用した為、
徐々に消えてしまった。現在ある燈台は昭和29年(1954)3月に竣工し、
その光は11マイル先まで到達した。
昭和51年(1976)3月、衣浦港に新しい燈台が完成したことにより役目を終える。
 12メートルの高さであった燈台は、周りを埋め立てられ、
今は上部7.67メートルのみが露呈している。
 権現崎燈台の東には「権現崎灯台緑地」という公園が整備され、
休日には余暇を楽しむ家族連れなどが訪れる。
その一画に安政元年(1854)の三河地震で倒壊した常夜燈の
頭頂部が保存されている。この常夜燈は文政5年(1822)に
船の夜間航行の安全を願って漁民達が建立したもの。
高さ14.7メートル、火袋1.2メートルという大きな常夜燈であった。
常夜燈の隣には自然石に「大浜権現に こき出納涼 せし折節
 三熊野の 浦風 すゝし 秋の海」の句が刻まれる。