機械には必ず寿命が来る。
原子炉は60年も運転すれば寿命が尽きるらしい。
だから運転を停止して廃炉とする。
ここまではいい。
当然だ。
だが、なぜ原子炉を解体撤去しなければならないのか?
原子力専門家に聞いても明確な理由を聞かせてもらえない。
廃炉にしたいなら、もっと簡単で確実な方法があるはずだ。
すなわち、炉心から燃料棒を抜き取ればそれで廃炉は完了ということにして、原子力発電所をそのままの形で未来永劫に放置すればいいのではないのか?
それなら、廃炉に要する費用はわずかだ。
大量の低レベル放射性廃棄物の処分に困ることもない。
というか、原子力発電所そのものが廃棄物処分場になるという事だ。
高レベル放射性廃棄物である燃料棒の処分という問題は残るが、それは別の問題だ。
重要なことは、原子炉の解体はその辺のビルの解体とはわけが違うということ。
原子炉や付帯設備は、わずかではあるが、放射能を帯びている。。
切断時に放射性物質が飛散する。
人間は近づけない。
だから、解体には特殊な切断技術が必要であり、大量に発生する放射能を帯びた廃材の処分に困ることになる。
その結果、解体費用は数百億円とも数千億円ともいわれる。
原子炉や付帯設備を完全に解体撤去する理由として考えられるのは、跡地の再利用しかない。
跡地の再利用のための解体だとすると、解体費用は、おそらく土地の価値の何百倍にも達するだろう。
そんな無駄遣いは許されるべきではない。
解体費用がすべて電気代に転嫁されるのだとすれば、解体の必要性(そういうものがあるなら)を国民にきちんと説明する義務がある。
(独り言)
解体撤去の本当の目的は、解体を請け負うゼネコンの利益のためかもしれない。解体事業に群がる政治屋や原子力村の住人は キックバック にありつけるかもしれないしね。