Cap コラム「スポーツ依存症 vol.3」 | Captainブログ

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すべての人の 新しいコンディショニング
The Way for All 「ROUTING」

こんにちは、キャプテンTです。
最近、体調を崩す方がちらほら。
今になって夏の疲れが出て食欲が低下したり
気温差でカラダが冷えたりしていませんか?
そんな方はぜひ、「ROUTING EXPRESS vol.1 & vol.4」をお読みください。
こちらから → http://routing-project.com


カラダの不調も気にせず熱中し続ける「スポーツ依存症」
スポーツを楽しむことよりも、
そのあとに感じる「幸福感」のために、あえて苦しく痛い思いを求めている。
そこには脳内物質ドーパミンとセロトニンの関係が影響しているのでは・・・。
ここまでが前回のお話でした。


では、なぜ人は「スポーツ依存症」になるのでしょうか?
好きなスポーツをやっている人のすべてが「スポーツ依存症」になるわけではありません。
なる人とならない人では、何が違うのでしょうか。
どうやら、そこにも脳の状態が関係しているようです。
スポーツをやっている時に感じる楽しさは、快楽物質ドーパミンの働きによるものです。
一般的なスポーツ愛好家の方々は、これを求めてスポーツに熱中します。
しかし「スポーツ依存症」になる方は、
単純に快楽物質としてのドーパミンを求めているわけではないようです。
彼らの苦しそうな表情や雰囲気が、それを物語っています。
決してスポーツをエンジョイしているようには見えないのです。
トレーニングや試合中に痛みや苦しさを感じると、脳内ではそれらの感覚を緩和させるために
興奮物質としてドーパミンやノルアドレナリンの分泌が起こり、
その後それらを中和させるためにセロトニンが分泌されます。
脳内にセロトニンが分泌されると「穏やかな気分」や「幸福感」に包まれます。
おそらく「スポーツ依存症」の方々はその幸福感を求めているのではないか、と推測されます。
つまり「幸福感」のために苦しさや痛みを求めている、とも言えるのではないでしょうか。
この「幸福感」を求める度合いの大小が、
「スポーツ依存症」になるかならないかのカギを握っているのかもしれません。


興奮物質としてのドーパミンの分泌とそれを緩和させるセロトニンの分泌という関係をお話しましたが、
日常のセロトニン分泌が少ないと快楽物質としてのドーパミンの分泌が起きにくくなります。
簡単に言えば、普段の「幸福感」が少ないと何かをやって「楽しい」とか「気持ちいい」と思いにくくなり、
「何かをやろう」という意欲が湧かなくなってきます。
これが進んだ状態が「うつ」と呼ばれています。
実際「うつ」の治療にはセロトニンが使用される場合があります。
また、セロトニンの分泌が少ない方の何割かは非常に限定されたものにだけ熱中する傾向が見られます。
ある特定のことに対しては強い意欲が湧き、それ以外のことには消極的になる。
これはまさに「スポーツ依存症」の方々の特徴そのものと言えます。
熱中するスポーツに対しては強烈な意欲を持つ一方で、
本来向き合うべき自分の健康や将来、家族との関係、仕事などへの意欲が低下している方が多いのです。
むしろ、それらに向き合いたくないからスポーツに熱中しているように見える方もいます。
「スポーツ依存症」になる方、ならない方の分かれ目は、
日常のセロトニン分泌=幸福感が大きく影響しているのかもしれません。


「ラグビー依存症」だった10数年前までの私は、様々なフラストレーションを抱えていました。
仕事や自分の将来、家族など向き合うべきことがたくさんありました。
いつもそれらの事が頭の中にモヤモヤと存在していました。
そんな日常でも、トレーニングをしている時はその事を考えなくて済みます。
そしてトレーニング後や試合後のセロトニンが、つかの間の「幸福感」をくれます。
ある意味そこに「逃避」していたのでしょう。
セロトニンを求めコンディションもかえりみずに逃避し続けた私は、
アキレス腱断裂という重傷を負うことになります。
それでも私のライフスタイルは大きく変わらず、
プレーヤーとして復帰するために、取りつかれたようにリハビリやトレーニングに没頭していました。
そんな私の「依存症」はある時期から少しずつ改善され、最終的には「完治」することができました。
そこにはいくつかの要因がありました。
長男が誕生、父親との死別、それまでとは違い家族に向き合う気持ちがとても大きくなりました。
自分の将来、可能性を求めた結果、ROUTINGをプログラムすることができました。
それによって、大事な仲間ができました。
気がつけば、ラグビー以外にセロトニンを分泌する場面が増えていたのでしょう。
すると、あれほど強かったラグビーをプレーすることへの欲求が、うその様に小さくなっていました。
今ではもうTV観戦で充分です。


これまで何人かの「スポーツ依存症」の方のコンディショニングにたずさわってきました。
マラソン、ダンス、ゴルフ・・・。
直接そのスポーツを控えるように話しても聞き入れてくれませんでした。
彼らの脳はひたすらセロトニンを求めている状態ですから、無理もありません。
しかし、そのような中で上手く「スポーツ依存症」から脱出できた方が何人かいました。
彼らは私と同様に別のセロトニン分泌=幸福感を見つけた人達でした。
ある方は新たな仕事のビジョンが明確になることで、仕事の楽しさが大きくなったことでした。
またある方は、新しいパートナーに恵まれたことがきっかけでした。
ペットを飼うことで変わった方もいました。
中には私とのセッションによってカラダの使い方、パフォーマンスの質を高めることに楽しさを見出し、
自然に練習量が減ったダンスやゴルフ愛好家の方もいました。

あらためて人生はいろいろな面で構成されているんだなと考えさせられます。
何か一つのことだけが充実していれば良いというものではないのでしょう。
仕事や家族、健康、大事な友人、趣味、社会的な活動など様々な場面で幸福感を感じられてこそ、
穏やかな人生が送れるのでしょう。

何かに熱中することは素晴らしいことです。
しかし、その他のことを顧みず盲目的に突っ走るときには、
その背景に何かそうなる別の原因があるのでしょう。
少し客観的に自分を見ることができれば、本質が見えてくるかもしれません。
今の私ですか?
苦しさが伴うことは、スポーツ以外でもまったくやる気になりません。
ただ、ウォーキング後のビールでセロトニンが噴出している強烈な実感があり、
毎日歩きたくてウズウズしています。
ちょっと「依存症」かも。



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多くの方に楽しんでいただければうれしく思います。
また、皆さんのご意見やコンディショニングに関わるご質問をお待ちしています。
ではまた来週。                             

Captain T


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