すべての人へ 新しいコンディショニング
The Way for All 「ROUTING」
こんにちは、キャプテンTです。
申し訳ありませんでした。
ちょっと忙しくて、一週飛ばしてしまいました。
体力や体形は若いころに戻りたいと感じることもあるでしょうが、
考え方や精神的な能力は
「あのころに今のような考え方ができていたら、もっと楽だったのに」
と思うこと、ありませんか?
年齢とともに思考する能力は成長していきます。
また肉体的な成長が少しずつ重ねられるのに対して、
思考能力は、ある時を境に急に一段高い視点を持つようになることもあります。
時には以前の状態を否定してしまうほど激変します。
私達の考える能力の変化は、発展的、連続的な成長というよりも
突然変異も起こる「進化」という表現の方がぴったりかもしれません。
ダーウィンの進化論では、
環境に対して適応出来た個体だけが生き延び
その繰り返しでより環境に適応した種に発展していく
「自然淘汰」と「最適化」そしてそれに必要な「時間」
によって生物の進化が起こるとされています。
しかし、最新の研究ではそれだけで生物の器官やタンパク高分子の発生は起こらないのではないかと考えられているそうです。
つまり、たとえ多くの偶然が重なったとしても宇宙誕生からの「136億年」という時間では、
最も進化した生物である人類が出てくるには「短すぎる」というのです。
では「何が」関係することで進化のスピードを加速させ、人類の出現にたどりついたのでしょうか。
そこには生物自身の「意思」が関わっていると考える説があります。
つまり、私達は環境の変化や偶然だけで進化してきたのではなく、
その時その時の「意思」の積み重ねで人間まで進化してきたのではないか、という考え方です。
その意思とは生存に関わる本能的なものも大きかったでしょう。
より食物を得られるように
より生命を守れるように
より生殖行為ができるように
しかしそれだけでは
魚は陸に上がる必要はないし、
爬虫類が空を飛ぶ必要性を説明できません。
そこにはもっと別の「意思」があったのではないか?と言われています。
その意思とは、
「こうしたらどうなるのだろう」
「こっちに行ったら面白そう」
「これは何だろう」
つまり興味や好奇心、遊びではないかと考えられています。
面白いことや遊びは、
「あっても無くてもいいこと」
「やらなくても困らないこと」
です。
そして、その基本には常識から外れていることや現状の否定があります。
簡単に言えば
「そんなアホな」
といった考え方です。
20歳で見えていた世界と比較すれば、40歳、50歳で見える視野はとても大きなものです。
当時の思考では、まさしく「そんなアホな」と思えるようなものではないでしょうか。
逆に今、当時を振り返り、「若かったな、小さいな」と感じるはずです。
今見えている世界も「進化した状態=将来」から見れば狭く小さなものに感じるのでしょう。
人はその繰り返しによって進化、成長していると思います。
そしてその速度は「常識から外れる意思」によって高めることができるのかもしれません。
反対に現状と同じ考え方、同じ視野では新しい思考、高い視点には進みにくいでしょう。
「面白そう」
「楽しそう」
ということに積極的に向き合うことで違う次元に進むことができる。
「これまでの自分の考え方」
「常識」
にとらわれることは、進化の速度を落とすことになり、
極端に言えば「退化」してしまうのかもしれません。
思考能力や考え方の視点を高めるために
常識や前例にとらわれない
遊びのある自由な思考
興味のあることに積極的に関わる・・・
言うのは簡単ですが、なかなか行動に結びつきにくいものです。
なぜなら人間の脳は「悲観的な思考」をするようにプログラムされています。
ですから、前例のないことや新しいことを拒否し、変化を嫌がるのです。
そういう性質なので仕方ありません。
しかしここであきらめてしまったら、悩みや問題に直面するたびに環境やその状態に脳が適応するまでの間、ゆっくり待つしかありません。
ひょっとすると136億年かかるかもしれません。
「大変な問題だ。どうしよう」
「つらいな。いつまでこんな状態が続くのだろう」
という時間が長くなればコンディションにも大きな影響が出てきます。
出来るだけ早くその状態から脱出するためには、進化のスピードを上げるべきです。
その時のヒントは遊びの感覚、つまり
「そんなアホな」
です。
全く常識とは違う方向から考えてみるのです。
10年後の自分ならばどう考えるだろうか?
自分が世界のトップならどうするだろう。
イチローならどう考えるだろう。スティーブ・ジョブス氏ならどうしただろう。
ドラえもんならどんなものを出すだろう?
今、目の前にある問題も、将来の進化した思考を持つ自分にとっては簡単なことに思えるはずです。
トラブルに直面した時に「そんなアホな」考え方をする習慣を持つことは、
思考能力の進化を加速させるトレーニングになります。
私達の能力は、環境の変化や様々な経験を通してのみ進化するのではありません。
自ら働きかけるトレーニングによって、より進化を加速させることができるのです。
そうすれば、目の前にある大きな大きな問題も
「何や、しょうもない」
と感じられます。
意思の力を活用して、思考能力をどんどん進化させれば
すべては「小さなこと」になってしまいます。
そうすれば、心身ともにいつも良いコンディションでいられるはずです。
生きている間にどれだけ進化できるか。
あなたもやりませんか?
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より多くの方に楽しんでいただければうれしく思います。
また、皆さんのご意見やコンディショニングに関わるご質問をお待ちしています。
ではまた来週。
Captain T
進化論
思考のレベルを・・・・・
宇宙まで高めればすべては
「ちっちゃいこと」









