トヨタ株主に | 日経225デイトレード波動分析、日柄分析

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日経225デイトレードで重要な波動と日柄を公開します
相場は様々な外部要因、材料で動きますが
結局大きな流れでは波動と日柄に逆らうことはできません

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● 日経平均は  20058 円  75円高

東証1部の出来高は20億8,721万株、売買代金は2兆8,658億円

28日-29日にFOMCと29日にアメリカGDPの発表、

30日には日銀の金融政策決定会合と展望リポートの公表があります。

これまではどうしても動きにくいです。


ファナックが配当性向を30%から60%に引き上げ、

自社株買いも合わせると利益の最大80%を株主に還元すると発表しました。

これでファナックに買いが集まり上離れしました。

株主還元拡大が他の企業にも波及すると期待され、

トヨタも増配期待から買われました。

そして、トヨタは28日、譲渡制限が付いたAA型種類株式種類株式を最大で5000億円発行すると発表しました。

これは単純に増資で株式の希薄化、株価下落要因となるのかと思ったのですが

IRを確認するとこのAA型種類株式種類株式を最大で5000億円発行する代わりに

同程度の自社株買いをするということです。

つまり、株式の希薄化は無いということです。

さらにこの譲渡制限が付いた種類株式というのは

聞きなれないのですが(私が知らないだけで周知のものでしたら失礼します)

特に今回のトヨタは転換社債を思わせる面白い特徴があります。

まず、議決権はあるので株主としての権利はあります。

尚且つ

発行価格は発行価格等決定日の普通株式の終値の120%以上と高めに設定され

譲渡が5年間できないものとなっています。

(市場の価格よりも高い価格で投資家はこの株式を買うことになります。転換社債もそうです転換価格が市場価格より高く設定されます)

当初の配当は普通株式よりも低く0.5%と設定され翌年以降0.5%づつ

配当が上乗せされて行きます。5年後に配当は2.5%となり上乗せが終了します。

5年経過後は普通株式に転換(1対1)のうえ、普通株式として保有するのもOK

普通株式に転換してからでないと譲渡(売れない)出来ませんが普通株式として売るのもOK

種類株式のまま継続保有もOK、

そして、発行価格で会社に買い取ってもらうことも出来る・・・

というものです。

また、公開買い付けには応じることができるということです。

市場で売買できない代わりに

5年間の保有をすれば下落のリスクを負わないで済む

株式ということができます。

そして、社債ではないので

会社は借入金にもなりませんし、

5年後に普通株に転換されない限り

市場ではこの株式を持った投資家からは売りが出ないことになります。

転換社債の場合、株価が上がって転換価格を上回れば

株式に転換されて 売り物は出ます。(カラ売りして、転換せずに売りだけ出す方法もあります)

5年たてば社債と同じように元本保証というか発行額で換金できる。

面白いですね。

そして、トヨタはAA型種類株式種類株式発行額と

同程度の自社株買いをするということですから

株式の希薄化どころか、普通株が自社株買いで5000億円分市場から吸い上げられて

売りの出せない株式5000億円分に変わるということです。

需給が良くなり株価上昇要因となるはずですね。


株主還元もいろいろなパターンがありますね。


ところで

日経平均は切り返しましたが

前日に続いて5日線20076円で上値を押さえられています。

ここ何日かの朝のメールで日銀の金融政策決定会合の話を下記のように書いてきました。

※ 日銀が打ち出している

15年度を中心とする期間に物価が2%に達するとのシナリオは

既に維持するのが困難になっているので

ここにこだわれば、4月は無くても年内に追加緩和という見方は依然あります。

ですが、大きなサプライズで(普通に判断すれば無いとは思いますが)

4月30日の金融政策決定会合で追加緩和があれば

日経平均はぶっ飛びますね。

その可能性も捨てきれず上げてきたのが今の相場です。


4月になくても追加金融緩和が年内に行われれば

(ブルームバーグのヒアリンク調査では今時点では10月に追加緩和があるというのが
追加緩和は無いという意見と同程度の比率となっています)

とりあえずは株価にプラスですが

次はその後すぐに

異次元量的金融緩和の終了時期について嫌でも市場が意識することになります。

この影響はかなり大きいものになりそうです。※


今回、追加緩和をやると本気で思っている人は

そんなにいないはずですから

追加緩和をしなかったからと言って激下ということはないと思われます。

25日線:19,695円

転換線:19,863円

基準線:19,590円

このあたりまで

もし、日銀金融政策決定会合で、追加緩和がなければ覚悟という見方も

あるようですが、ここしばらく書いているように下がるとすれば

問題なのは追加緩和なしになったショックではなくて

下記の要因とおもわれます。

そして、ほんとにサプライズで(10%程度の確率もないでしょうが)

追加緩和があったらとんでもないですね。



●重要変化日としていた 4月23日に 日経平均は直近で

ザラバ高値 20252円を 付けた。(日経平均長期 波動目標2Eの20236円と16円違い

このあたりを高値目途と見ていた人はいないと思います。更に目先高値を付ける日柄まで合わせて)


●4月10日 高値、20006円と

4月SQ値20008円を引け値で抜けましたので

チャートで見れば普通は2000年4月12月高値の20833円が次の目途となります。

しかし、

200日線 17119円 からの乖離率が20%に近づいていることと(前日16.8%から17.1までわずかに上昇)

2、3カ月毎に1回は13週線(4月28日現在19141円)割れまでの

一旦調整が起きるということ

●Sell in May(株は5月に売れ)のアノマリーが生きていること

●重要変化日 4月21日(21日ー23日)という日柄に高値に到達したこと。


●◎ 日経平均長期 波動目標2Eの20236円に到達したこと ◎

( アベノミクスの始まった2012年末からこの目標を上げていて、ついに この目標をクリアしました。長かったです)

等から注意は必要です。