●日経平均は 8835円 152円安
NYダウ下落を受けて安く寄り付いた後、買戻しが入ったものの
10月のISM製造業景気指数やFOMCなどを控えて様子見ムードの強い中、
小口の利益確定売りに押されました。
円高方向に動いたことやアジア市場の軟調にも引っ張られて安値圏で引けました。
7兆円の介入でも株価が上がらない現実を受け止める相場です。
市場では米景気回復期待が強まっていて
FOMCではQE3が見送られるという見方が多いですが
本当にアメリカ景気は回復基調なのかです。
欧州債務問題やアメリカ景気後退懸念が無くなったかのような雰囲気の中で
急激に上げた相場も結局は欧州債務問題の過剰な不安が一旦解消したことによる
一時的な反発に過ぎなかったという結論に終わりそうです。
ギリシャが一息ついても、次にイタリアやスペインへの波及が懸念され、
イタリア銀行の資本増強については
株価下落で自力増資が出来なければ公的資金注入となる訳ですが
そうなると国の財政悪化と緊縮財政による景気悪化に・・・と思っていた矢先
その前にギリシャが早くも一息つかない状況になっています。
EUが合意した第2次ギリシャ支援策の受け入れの是非について国民投票で問う方針を表明しました。
まるでどこかの国が得意とする ちゃぶ台返し。
一体誰のために話し合いを繰り返してきたんだと皆が怒り出すに決まっています。
これでは50%デフォルトでは済まなくなるのは目に見えています。
冷静に見れば早いか遅いかだけの話ですが壮大な時間稼ぎの作戦がすべて
意味を持たなくなってしまいます。
そして、
3,4日のG20首脳会議、米雇用統計と続きます。
日経平均は目先警戒としていた
31日のザラ場高値 9152円が戻り高値となり
長い上髭を付けた嫌な形の日足となっていましたが、
そこから下に窓を開けて下げてきました。
嫌な形のチャートが続いています。
月曜に下記のようにお伝えしていたように
9月1日 9098円を引けで抜けてこれない状況では
今のところ 戻り高値になりそうな形が濃厚です。
10月5日 8343円安値から9152円まではは
9.7%の上昇と上昇幅としては十分になっています。
※ 日経平均日足チャートは
・・・・●。
A,●●円、このあたりの押しで終わり
9月1日 9098円を明確に引けで抜けて
、●●円
このあたりまでの上昇があるか・・
B,●円を割れて 下落波動継続で
日経平均は この後2段階目の下げに入り
●円まで到達するか・・。
・・・・・・・
上記A,Bは半々の確率としていましたが
急激にBのシナリオに近づきつつあります。
NYダウもそろそろ上昇が終わって調整に入ってもおかしくない・・
・・・としていましたが
昨晩のNYダウは引き続き下げて
297ドル安 11657ドル。
10月のISM製造業景気指数は市場予想より悪く
50.8と、前月の51.6から低下しました。
アメリカ景気は回復基調というシナリオは本当なのでしょうか。
ユーロ危機も何も終わってはいないことも忘れてはいけないです。
株式市場が上がると市場の活況の象徴で上昇していた野村證券(HD)
その株価が下がり続ける中
野村のリーマン(引き受け)ショックが尾を引いている決算が発表されました。
日経平均の低迷を象徴しています。
●日は重要変化日です。
個人投資家は
自分の判断を信じて自分の資産は自分で守る覚悟が必要です。
※変化日、●日(重要)
(1日、2日の違いは許容範囲として変化日とします)
●今日の日経先物
昨日の先物は
9020円から9040円で頭を抑えられそう
上値目処 9000円、
下値目処 8830円、
と言うスタンスでみます。
としていましたが
ザラ場高値 8950円
ザラ場安値 8830円
でほぼ想定どおり
でした。
CMEは 8765 円
今日の先物は
・・・・・・・・・・・・・・
と言うスタンスでみます。
今日のオープニングトレード
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