私は毎日、NICUに足を運んだ。
雨が降ろうが、警報級の大雪でも私は通った。
一応、少量ながら冷凍した母乳を持っていく。

ちょうどオミクロン株が大流行し始めた頃。
病院でも基本、面会謝絶。
でも特別なのか土日も含めて1日1回でNICUへ通うった。
3回手を洗う。

ある日NICU行こうとしたらなんかの検査するとかでちょっと待っててくださいとか云われた。
え。またなんかあったの…?
そう心配してると、検査の後、娘をNICUからGCUに移すそうだ。
NICUと違って、GCUは退院に向けて準備するところ。
やった!退院に向けて、希望が見えた。
一歩前進。久しぶりに心がホッとした。

検査が終わるまで、外で待っててください終わったら呼びますから~と云われ、NICU出てすぐのとこにあるベンチで座って待ってた。
30分くらいで終わるので、終わったらまた呼びますと云われた。
GCUに入るってのが嬉しくてちょっとくらい待ってやる。
…GCUに入るような事を嬉しくてパパにラインした。

しかし、待てど暮らせど呼ばれない…
気が付いたら1時間半が過ぎてた。
確かに今日は嬉しい日があったから待ってるのも平気だったけど、流石に時間かかりすぎだ。
何もしないでぼーっとしているのが苦手な私は、もうじっとしていられなくて。
GCUにあとどれくらいか、と聞きに行ったところで「今、終わりましたどうぞ~」っぜってー忘れてただろ。


見たところ、大きな変化はない。
でもGCUは比較的状態が安定した赤ちゃんのための状態が安定した新生児を受け入れる部署。
結構赤ちゃんがいる。
うちの子もその一人に加わる。

なんか、やっと退院に向かってるんだ~と嬉しくて。
GCUでは、オムツ交換とか直接授乳とか沐浴の練習させてもらえる。
その日も初めて沐浴の練習するはずだったけど時間がないので次回に。
…多分、明日もくるから。

もういい年なのに高齢出産なもんで、オムツ交換も沐浴もやった事ない。
ここで練習して退院を待つんだ。


久しぶりにいい気分で帰った。