ご存じ、私は双極性障害Ⅰ型。
躁状態の時は気分がいい。少なくともうつ状態よりはマシ。

↓飲んでいる薬。
リボトリール1mg 2T
デパケン200mg 2T
ラツーダ20mg 2T
リーマス200mg 3T
デパス1mg 3T
レキソタン5mg 1T
コントミン25mg 2T
セロクエル100mg 2T
サイレース 1T
ジクロフェナク25mg 3T

ラツーダは向精神薬なので、双極性障害に効くんかいなと思ってたけど夕食後に飲むと割と効果を感じられた。
その前はレキサルティ。
…これが私には合わなかった…

軽く…どころかかなりアッパー。
でも気分がいいのでレキサルティを処方してもらった。
先生はちょっといまいちな表情してたけど…

伏見に病院があるので、栄までタクシーで行って先日ご紹介したとおり、当てもなく浪費してしまう。
靴とかバッグとか化粧品とか…


だんだん段々と思考がおかしくなってきた。


そう、タトゥー彫ってしまったのだ。
テキトーな言い訳をして、大須のタトゥースタジオで私は一生消えないタトゥーを彫った。
そしたらハマちゃってハマちゃって。

EtCカードも没収されたので、車に行くにしても高速料金は現金支払い。
おまけにタトゥースタジオも一応カード使えるらしいけど手数料がかかるので現金推奨。
降ろしておいてよかったー。軽く10万円はATMで降ろした。
タトゥースタジオに求める事はひとつ。
女性1人でも気楽に入れるか。
まぁそれくらい気にしないけどネ。

一応受付に若い女性がいたけど、彼女も彫り師なのかしら。

しかし、デザイン案を公式LINEで送るとちゃんとそれらしいのが出来上がって(そこまでが時間かかるのよ。。)彫ってもらった。

極端な痛みには滅法強い俺。
タトゥーって入れるの痛いんでしょ?とかいう人いるけど、個人的にはじぇーんじぇん平気。
もちろん痛みが全くないというわけではないけど。
彫ってもらってる間に、あたしゃウトウト居眠りしちゃうくらいだったよ。

***

家族にめっちゃ怒られた。

なんでそんな怒るわけ?これくらいのファッションタトゥーなんて可愛いもんじゃん。
背中全体ののぼり龍が彫ってあるわけじゃないし。
何が悪いの?自分のお金で支払ったし。
しそれに昔からいつか彫ろうと思ってたんだ。
それこそ中3~高2~今に至る。



とはいってもの、無類の温泉好きとして各地の温泉を巡ってきたけど、もう露天風呂にはは入れないのか…
躁状態とは言え、頭の片隅でそんな事思ってた。


世の温泉はなんでどこもかしこもNGなんだよ!怒
テーピングも限界あるし…
タトゥー彫ったって、私は誰にも迷惑かけてないし。
なんでダメなんだろ。
脱衣所でスマホで写真撮ってるバカより、私は迷惑かけてない。
昔はヤクザや反社の人間のやってた、けど時代が違うっすよ。

私はあくまで「自己主張」のひとつだったわけで。
まぁ、あれから温泉とかスーパー銭湯とか入ってないけど(まぁコロナもあるし)
何処まで通用するか…
…岩盤浴ならいーんじゃね?館内着着るし。


***

でも、レキサルティ飲まなかったら、多分、タトゥーなんてやってなかった。と思う。


そして、レキサルティでハイになった後は反動でうつ状態になってぶっ倒れてしまう。
去年の大晦日は家族でお昼にマック行って(娘はハッピーセット)その時まではよかったんだ。
やっぱり元旦からダウン。何も出来なくなった。
しかし今年の元旦は能登半島地震…
ベッドに横になってたら、携帯の緊急地震速報がなって、ホントに揺れ始めた。
とりあえず娘を抱き上げて、パパと共に高いものがない寝室のクローゼットに避難した。
結構揺れたぞ。
ニュースで震源は能登半島付近と知る。
でもそれを聞いても私は寝室の電気消して真っ暗なベッドにもぐりこんだ。
…あん時のうつ状態、長かったな…

***


閉鎖病棟で仲良くなった女子高生のYちゃん。ぱっと見綺麗な黒髪の大人しそうな女子高生。彼女も惜しげもなく自分の経験を話してくれた。
受験に対するストレスなのか、何かがあって
CD屋の店頭に目の前に彼女が好きななにわ男子のCDを見て


「これは、私が欲しいものなのに、なんで自分で持ってないの?私が持つのが当たり前でしょ。」


と、お金を払って買う、という概念が全くかけていたと云う。
なんかご両親がお医者様とかで、ストレスでおかしくなった彼女を連れてきたのだろう。
結果、保護室送りになったという。


…ああ一緒だ。
私は自分の経済力があったので
「自分のお金で色々買ったり、ピアスあけたり、タトゥー入れたってかまわないじゃん。だって自分のお金なんだし。文句あっか!」



…Yちゃんと似たようなもんだ。
その時聞いていたのがAdoの「私は最強」。
…これは良くも悪くも心に染みる。

私は間違ってない!
それを言い聞かせる時も聞いてたっけ。


双極性障害特有の「浪費」で独身時代浪費家の私がそれでもコツコツとそこそこ貯めた貯金が底をついた。

95歳で亡くなったじーちゃんから、生前贈与で株をもらっていた。
これが結構あって。この先の人生で何かがあって必要になった時のために、配当金だけもらっていたけど、それも惜しげもなくうっぱらった。株価下がってんのに。
…ばーちゃんからの生前贈与もある。こちらは現金。
頼みの綱はそこなんだけど、この先もし戸建てを立てるかもしれない時、とか、将来の娘の学資、とかで、私にその口座を管理させてもらえない。

「なんで?あれはお前経由で相続した株や金じゃねぇぞ?あくまで私個人の、『私の財産』なんだから好きに使ったっていいじゃねーか」



あん時は全く頭とっちらかっていた。
入院して、これ以上がヤバいと思って、レキサルティの代わりにラツーダを夕食後に飲むようになってたら少しマトモになった。

以来、家族からも監視の目を光らされて、まるで校則の厳しい学校みたい。
いい加減うんざりだ。
実母も主人も娘もいらん!
ひとりで自由にやらせてくれ!と思った。

そして、私の精神状態がもう限界、というところで入院した。
もっとラフで心地よく過ごせる「ストレスケアセンター」とか云っちゃって。

…どこがだ。

監視監視没収没収。
ワンデーのコンタクト箱ごと持ってきたけど、それすら怪しげな顔で見る。
いや、コンタクトはフツーに考えてもいるっしょ!
なんかもーーやだ。

閉鎖病棟での日々はまるで犯罪者になったみたい。
患者を犯罪者扱いしてて、すげー不愉快。
解放病棟の方にある、すぐそこの自販機に行く事さえ許可がいる。
…閉鎖病棟の自販機ではリアルゴールド置いてないのだよ…
ほんのちょっとドリンク買っただけで、いちいち金属探知機みたいなので確認される。



***

「私だけじゃない」
この言葉にどれ程救われたものか。
入院中も、いつもの精神科の先生に云われた時も、就労支援B型の担当者に云われた時も。


入院中に仲良くなった子たちはみんな惜しげもなく自分の体験談を話してくれる。
その経験談を聞いた時は「私だけじゃない」と思って救われたと思った。
いい事も、悪い事も。


ずっとお世話になっている精神科の先生に診察の時に、自力ですべて育児が出来ないと相談したら先生曰く「そーゆー方、たーーーくさんいますよ」
…そりゃそうだよな。みんな何かしら救いを求めてここの心療内科来てるんだから。
患者の中にはママさんだっているよな。産後うつ、とかもそうだけど。


娘は生まれてすぐNICUに入り、私はただ面会に行くだけで何も出来なくて、娘は私がいる間はずっと泣きっぱなしで、それをあやす事も出来ないし、直接母乳をあげる事はなかった。自分はなんて非力なんだと痛感して、娘の母親が私でなんてかわいそうなんだろうと思ってた。

でも、NICUには未熟児の赤ちゃんやきっと私の知らない疾患で保育器に入れられている赤ちゃんもいる。
でも、でも、うちの子は…
その時に聞きたかったな。
「私だけじゃない」


何を浪費したのか、とか下世話な事はその内書きます。