2020年。日本が、世界が変わった年。の、始まり。
今は亡き安倍元首相が最初の緊急事態宣言の頃。

ステイホーム。
自粛期間が始まり、ロックダウンとまでは行かないけど、街から人が消えた。


でもね。全てが全て自宅で自粛しているわけじゃないの。
少しでも経済を回すために働いている人たちの事を忘れないでほしい。


当時は愛知県の海近くの街に住んで、自宅から近いでっかいホームセンターでパートをしていた。コロナ前から。
※ここのパートも転勤で辞めるまで、珍しく1年以上続いたパートだった。
※私が仕事を続けられる条件は、近い事。


ラジオなんかで「家で自粛期間中に作った曲です~」とかよく聞くけど、私は自粛した覚えはない。ほとんどパート先のホームセンターで働いていた。


社長からのメッセージを副店長が代読。
「戦後、始まって以来の危機」との事だ。
それでも私を含め、一緒に働くおばちゃんたちは出勤する。
もちろんマスク着用で。
でもなんか戦々恐々としている。


あの時はとにかくマスクが手に入らない。
デマにつられて、トイレットペーパーがない。

トイレットペーパーから箱ティッシュ、生理用品まで紙製品は個数制限していた。

開店前にマスクを求めて朝から400人並んだ、とかホントかね。
そもそも入荷してるんか?

なんか歴史の1ページじゃないけど、時代の大きな波に立ち向かうスタッフカッコいいと思った。(ww)
でも、私たちがいないと店は回っていかないし。


レジはいくつかあるが、私がたまたま店内のレジで一番忙しいレジに入った時。
このタイミングで日中にトイレットペーパーが入荷。
「1家族1個まで!」とでかでかと書いてある。

そしてお客さんはとーぜん我も我もと買いに走る。
余分に持ち出さないように、店長が目を光らせて見張ってた。
あんなに沢山あったトイレットペーパーが瞬時になくなった。
そして…レジには長蛇の列。こんなに並ぶの後にも先にもないわ。
(あ。増税前にも似たような事あったっけ)
私は無心でレジをうってた。
…し、しんどかった…


店内でマスクを手に入れるのは不可能。
従業員レジに入る時、はマスク着用が義務だが、我々が底をついたら意味がない。
此処は流石。全国に店舗がある大手のスーパーホワイト企業。
バックヤードで従業員のために、入荷したマスクをこっそりい確保してくれた。
その代わり、絶対秘密。
このイチパートといえど、こうして従業員に気を配るあたりは大手、コンプライアンスのしっかりした会社だったんだなーって思う。

此処で働けてよかったよ、ホント。
ゆるゆるシフトにしたので、対して稼げないけど、私のお小遣いくらいでじゅーぶん。
周りは孫が5人いる。とかゆーおばちゃん達ばかりで一周回って人間関係で揉める事もなかったし。
何より自宅から近いし。(土曜日にシフトに入ると主人が自転車で冷やかしにきたりした)


出来ればもっと居たかったけど、「夫の転勤に伴い退職」というごく全うな理由での円満退職だったし。
(しかし辞めるなんて事、副店長くらいにしか云ってなかったはずなのに、どーゆーわけか珍しく居る若い子に「聞きましたよー辞めちゃうんですね残念~」とか云われたからびっくりだ。)(誰だ誰だ誰だ勝手に噂にしたやつ!)


で、転勤後も近くで何処かパートさーがそー…と思ったところで妊娠。
どれ依頼、なんの仕事もしていない。
…まぁ今は就労支援B型の仕事を在宅でちまちまやってるくらいだ。

コロナの一番大変だった時期を乗り越えたという充実感は、ある。



数年後、子供も生まれて。新天地で生活してたら
コロナで一家全滅しちゃったんだけどね。

***


去年コロナが5類になってから、マスクしないでOK~みたいな雰囲気になったけど、また最近はマスクするようになったな。私も。
以前も記載したが、自分が感染するならまだいい。
また2歳の娘が高熱をだし、救急そして入院騒ぎはもう二度とゴメンです。