結論:投資だけで若いうちから生きていくのは難儀する。
FIRE(Finance Independence Retire Early)という言葉が独り歩きしている界隈。
動画のようなデイトレで生きていくのは基本的に難儀しますし、リスクが大きいです。
会社を辞める理由が「投資で生きていく」なら、そもそもの元手によります。
動画では500万円で始めたようですが、長期投資でも4%だったら年間20万円。月あたり1万円ちょいでです。
しかもデイトレの勝敗に関係なく生活費は必要ですし、社会保険も必要です。
しかもデイトレで利益が出た場合は確定申告で損益通算の上、純利益に20%課税されます。
よく、「デイトレで億り人」みたいな夢のような話を聞くと思いますが、それができる人が少数派だからもてはやされるんです。
デイトレは「ゲーム」。
デイトレードは超長期投資家の本を見ると「ゲーム」と言われます。
公営競技のように500万円あったらそれがそのまま株式投資に使えるわけではありません。
デイトレードの正体は「信用取引」。
信用取引とは、証券会社に一定の証拠金を預け、それを担保としてレバレッジ(倍率)を掛けて借金をすることです。
借金ですから、利息があります。また、株自体は自分の名義ではないので「貸株料」という手数料もかかります。
ネット証券では、利息・貸株料を無料にする条件として1取引で100~300万円の取引が必要です。
レバレッジは最大3.3倍できますから、元手が30万円~100万円で済みます。
信用取引は証券会社が損しないようになっていて、株価が下落した時、評価損は証拠金から充当しますのでこの先下落が思ったよりも進んだ場合、それでも計算上は借金した分に対する保証金なので一定割合の所(委託保証金率)を下回ると不足分を入金する事になります。(追証)
この追証、一般には会社員の月給の中央値を超えているケースが多く、期限までに入金されない場合は強制決済といって、建玉という証券会社にある株などを強制的に売却されますし、損失分の補填がされるまで新たな取引ができませんので、その間は時間だけが過ぎ、次の給料の入金まで何も動けない事になります。
現物取引の場合は時間は掛かるが着実な資産になる。
現物取引(一般に株式投資というとこちら)の場合は、株の保有者は証券口座を持っている名義人なので、株価下落による評価損はありますが、損してるのは名義人なので証券会社は何も言ってきませんし取引制限もありません。
また配当金は必要な税金を差し引いた上で入金されますので、デメリットと言ったら配当が出るまで最短で半年掛かるという点でしょうか。
なので、配当で暮らせるレベルに達するまでには職業人生ほぼ全て使うぐらい時間がかかりますが、株価の下落と配当の増配や減配は別問題なので、ゆっくりとした動きになります。
ただ、株式の保有数が多ければ多いほど、それだけ多くの配当金が貰えるのが事実です。
NISAはこちらの方を前提としてます。
デイトレは短期的利益は出やすいが、損失管理が重要。
株価が上昇局面の場合は高値で売り抜ければ相応の利益が出ますが、損失となる場合は損切りするタイミングが重要です。
通常、株取引初心者がこれを見抜くのは困難を極めます。
自動ツールを使う人も居ますが、証券会社公式ツールになかったりするので自己責任となってしまいます。
お金以外の面では、取引時間中は株価が気になるので仕事が手につかないことが多く、業務への集中力が削がれたりと、ミスを誘発するリスクもあります。
損失管理ができない、追証を払える自身が無い場合は信用取引は不向きです。

