1年ぶり、つまり周年ライブ以来の東京公演参戦です。
Infinity Skyという名にふさわしかった昨年とは打って変わって、快晴日になりました。
歴史に残る、かもしれないし残らないかもしれない。

さて。
以前発表があったように、我らが伴都美子の身体には第二子の命が宿っていたわけです。
第一子の時と違うのは、予定日が年末に迫っていたこと。

伴ちゃん自身からもライブMCで「開催するかどうか迷った」「スタッフからも『中止にした方が』という声も上がった」と触れていましたが、特にその発表から公演中止のアナウンスもなく、当日がやってきました。

当然飛び上がる曲は控えめだろうな、という予想もしていて。
個人的には、動けなくて残念だなぁという想いもありましたよ。
しかし、そこはベテランの力を見せられて、それに完全に魅せられてしまいました。


今回は先にセットリストを挙げてしまいます。

「16th Anniversary ~October's Garden~」 at 日比谷野外音楽堂

1.aurora(acoustic)
2.Field of dreams(acoustic)
3.真実の詩(acoustic)
-MC-
4.Heart(acoustic)
5.Tangerine Dream(acoustic)
6.陽のあたる坂道(acoustic)
-MC-
7.For the future(acoustic)
8.under the sun(acoustic)
-MC-
9.Another
10.夢の終わりに
-MC-
11.ワンダフルライフ
12.Holiday
-MC-
13.Octopus's Garden(cover)
14.蒼生
15.生まれゆくものたちへ
16.1/100
-MC-
17.Oasis
18.遠くまで
19.We are.
20.本日ハ晴天ナリ

--Encore--
-MC-
En1.冒険者たち
-MC-
En2.Week!


見ておわかりのとおり、前半全部アコースティックverです。最初から駆け抜けません。
メンバー登場で、大きいお腹を抱えた伴ちゃんが白いロングワンピースで出てきたあたりから、今日は全体的にゆったりめだろうなという予想は当たっていました。
ただ、1曲目が『aurora』なんて。ド級のレア曲です。

単にリストにはアコースティックとしか書かれていませんが、フルメンバーじゃなかったり、サンバ(ボサノバ?)調であったりと、変化に富んだ形態でした。
今回バンドメンバーにバイオリン奏者の方がいて、ソロで聴かせてくれるところがまた、いつもと違って良かった。
『真実の詩』の胡弓パートとか『Another』のストリングスパートが、キーボードじゃなくバイオリンで聴けるなんて、なんてぜいたくなんでしょ……(人´∀`).☆.。.:*・゚

でも、パーカッション担当の潤さんがいつものドラムの席に座って、伴ちゃんが最初に座っていた椅子から立ち上がって歌い始めると、だんだんと、よく見ているライブの調子に変化していきます。
静かだった観客席も、いつものMCと、聴き慣れたバンドサウンドにノリノリに。

最初にその、静寂をぶち壊したのは、まちがいなく『Heart』のイントロ5テイクでしたが。
路上ライブ時代の再現で、DoAsメンバー2人だけでこれと『Tangerine Dream』を演奏するところで、亮さんが珍しく大苦戦。
しまいには「わざとこうやって失敗して、おとなしい会場を沸かせる。俺はベテランだからな!」って言いのけちゃう。
このノリに、一気に会場は沸きました。
亮さん、大成功です(笑)

そして伴ちゃん。
たとえお腹が大きくても、歌声とパフォーマンスは一辺も変わりありませんでした。
そんな彼女の歌い上げた『蒼生』『生まれゆくものたちへ』、そして『1/100』の流れはまさに圧巻。
公演中止も考えていたけれど、歌いたい、ファンに聴いてもらいたい、諦めたくない、という伴ちゃんの想いも『1/100』の披露に含まれてるのかなぁ、と勝手に思っています。

秋の野外ライブ。
少し不自由だけれど、まだまだ歌い上げる力のある伴ちゃん。
それを、亮さんと、バンドメンバーと、会場スタッフが支えて、いつもとは違うけれど、違うからこそ楽しめる、秋の野外にもぴったりなパフォーマンスと演出を。
これこそ、プロの力ですね。
2年前の舞浜の周年ライブを思い出します。

そうそう。後半もあとになってから、やっと『遠くまで』で跳びました。
前方の席に膝を打ち付けて青あざにならないよう、うまーく跳びました。4年前に経験済。
腕振りもできたし、最後の最後に『Week!』でワイパーもやって、やっぱり筋肉痛は避けられませんでした。
もちろん、これは嬉しい悲鳴です。こうでなくっちゃ。

ちなみに今回の公演名「October's Garden」は、公演で亮さんが歌ったビートルズの『Octopus's Garden』から来ているそうです。
曰く「ボソッと言ったほんの冗談のつもりが、意外に周りに受けて、するするっと決まってしまった」そうな。
でもそのおかげで、ステージがホントに庭園風に仕立て上げられ、DoAsライブでは見たことのない大きな白い球体があちこちに浮かび、演出に華を添えたわけです。
ここもいつもと違う点で、入場後すぐに度肝を抜かれました。
開演前・終演後に撮影OKが出たのも珍しく、慌ててシャッターを切りました。
こんな感じ↓

16th-1 16th-2

タイトルの書かれた看板が左上に浮かんで、お洒落なカフェ風だったんですが、終演後のため光が反射し、結局撮れず……
また開演前や公演中にスピーカーから秋の虫の音色が流れる演出もあり、まさに「10月の庭」が野音に広がっていました。

様々な要素が絡み合って、忘れられない、記憶に残るライブでした。
お疲れさまでした。


来週からの配信曲の告知があり、前半部分のアコースティックアレンジ曲のいくつかは、その配信のラインナップでも聴けるようです。
“2 of us”プロジェクトなので、ライブよりは音は減るけれど、「原曲を聴き慣れた人にでも新しい魅力をお届けできる」そうなので、期待大、いや無限大ですね!
私は特に『under the sun』を待ち望んでいます。爽やかでスタイリッシュ、とってもとっても心地よいアレンジでした♪

その他、終演後に配られた告知文には、なにやら不穏なサプライズの文字……
続報を待ちます。なんなら正座で。
うだるような暑さが続きますね。
住み移ったここは、ある程度風が吹いてくれるので、日陰に入ってしまえばわりと涼しいのが救いです。
逆を言えば、冬が怖い…

今年の春アニメ「響け!ユーフォニアム」を見てからというもの、私の中ではすっかり吹奏楽ブームです。
放映終了と同時にサントラを予約したのもはじめて。
吹奏楽部を主軸とした小説も探し始める始末です。

中学時代の3年間のみでしたが、打楽器部隊パーカッション、通称パーカスを担当していました。
入部した当初、ピアノを習ったことのない少数派である私は、太鼓ならできるかなーと気楽にパーカスの門を叩きました。
案の定、気楽なんてもんじゃなく、部全体のリズム隊としてだいぶ苦労することになりましたが…
結果的には、私の人生の中ではまだまだ輝きを失わない経験になりました。

すこし前に、新任研修として陸自の体験入隊を3日間やってきました。
体験入隊自体も、なかなか得がたいものでした。匍匐前進はやってませんが、それはおいといて。
班長の説明に対して、いちいち律儀に「はい」と返事をしていた私が、言外に褒められる、という場面がありました。
返事をするのが当たり前、そういう意識は、たぶんあの吹奏楽部で過ごした経験の賜物なんだろうな、と思い返して納得したんです。

合奏中、あるいはパート練習中、顧問の先生や先輩の指示に対し、「はい」と了解の返事をする。
入部当時は小さく、遠慮がちだった声は、いつの間にか一本筋の通ったものになっている。
本番直前に、顧問の激励に対して、部員全員で出す「はい!」の声は、自分たちを鼓舞する力になりました。
今でも、部員であろう生徒たちが発する返事に遭遇すると、懐かしくてつい笑ってしまいます。

ちなみに、今日読み終えた「楽隊のうさぎ」。
弱気な主人公がひょんなことから吹奏楽部に入って、徐々に自信をつけていく展開に胸が躍りました。
担当パートはパーカッション。彼は2年に上がると、大会曲でティンパニーを担当します。
この単行本が出版された年、まさに私がティンパニーのマレットを振るっていたタイミングでした。
まさかまさかのドッキング。テンションが上がらないわけがありません。


好きなものに対する文章は、とっちらかって読みにくいですね( ´・ω・`)
とりあえず、マイブームということでひとつ。
お酒が、好きです。
これを書いている今も、呑んでいます。

私の実像をご存知の方には「何を今更」と思われるかもしれませんが、お酒、好きです。

両親はともに、アルコールが好きです。
母親は料理をしながら、そして夕飯を食べながら。
父親の方は一段階上で、夕飯を食べながら、そしてつまみがなくても呑めます。いわゆるザル。
転職の初お給金で贈った地酒は、あっという間になくなったそうな。

その二人の間にできたきょうだいは、全員人並みに呑めます。
それぞれ得意/不得意なお酒は違えども、呑むこと自体も嫌いではないらしい。
DNAおそろしや…

飲酒に対するイメージはたぶん家庭内環境に依存すると勝手に思っているのですが、うちは特に何事もなかったようです。
まわりに迷惑がかかるような飲み方だけはノーサンキューですが!
「お酒を呑む人=自分勝手になっちゃう人」という印象を、呑めない人に与えるのだけは避けたい。
だから、記憶を失くしたり、粗相をしたりするまで呑んだことは一度もないです。
長女ゆえなのか。

得意なものは、焼酎。芋焼酎。
前の職場で、芋が得意な先輩がいたおかげで、鍛えられました。
そもそも、お酒好きな女性ばかりがいたところでしたが、この方が特化していたばかりに…
五年前は全然呑めなかった焼酎は、今、大の得意に。

先日、全国の同業者が集まる研修会が宿泊込であり、夜には全国のお酒とおつまみが集いました。
予想以上のラインナップに、写真を撮りまくって、杯を交わして…
余計に二日酔いもついてきちゃいましたが、研修の内容も含めて、とても有意義に過ごせました。

その夜には日本酒が多くふるまわれたんですが、地酒で焼酎というのはメジャーではない?
というより、焼酎が得意な人の割合が少ないのか?
より飲みやすいのであろう日本酒の方が、よく呑まれていた印象です。
現に、売れ残った焼酎の一升瓶が、うちに引き取られています。

女ひとり暮らしの部屋に、焼酎の一升瓶があったら…
一瞬我に返りますが、まあ、好きなんだからしょうがねぇべ、と思い直しています。

ちなみに、味音痴のため、細やかな味の違いは判別できかねます…(´ε`;)
思い返せば、ツアーも終盤でしたね。
2015ツアー・セミファイナル、Zepp Nagoyaに行ってきました。
ただし、諸々の都合で、私にとっては最初で最後のツアー参戦でした。

セットリストだけは気になって、ツアー中はついったーで各地のセトリを確認し、「あれ、新アルバムと定番曲しかなくね?」と呆然としたこともありました。
が。
が!
そんなの関係ねぇ!! 楽しんだもの勝ちっしょ!! なんていう、当日でありました。


当日は珍しく、快晴(プラス強風)。
『SUMMER DAYS』がものすごく気持ちよく聴けました。梅雨入り前なのに晴れすぎ!

11th『BRAND NEW DAYS』から、たくさんの新曲披露。
『EDGE』『Mysterious Magic』あたりはもう、何も考えずにただただ腕振ってました。
特に『EDGE』。アルバム聴いて一耳惚れでしたが、生音は俄然カッコいい!
今年のみならず、来年以降も長く演奏してほしい。強い希望です。

生音聴いて印象が変わったのが『Rapunzel』。
ドラムがコンガに、ベースがウッドベースに、そしてキーボードが鍵盤ハーモニカ(?)に。
民族調の楽器、っぽいんだけども、最後がなんだかほんわかしてしまう感じ。嫌いじゃないです。
でもそれぞれが味を出していて、アコギとボーカルも光っていて、世界にグッと引き込まれました。
セトリでも『深い森』から続く形で、この後『はじまりの場所』と引き継ぐ形になるところに、ドラマを感じました。
迷って迷って、愛を見つけて、そこからリスタート。うん、これは15周年ツアーですねぇ。

『Route16』前に、亮さんとSpG.ちえさんのギターバトル。
最初戸惑いが見えた会場も、徐々に熱く高まっていく音色に歓声と拍手が。
直後のMCで亮さん曰く「今までで一番よくできた!」「最初は冗談めいてて力が抜けてたところがあったんだけどさ」と。
ただ相手のちえさんは「毎回本気だった」らしく、亮さんの(意外にも)シャイな部分が出た箇所でした。

<MC:シャチホコ!>
15周年、というくだりで伴ちゃんが話した後、亮さんが感慨深く「16年かぁ…16年…」と何度もつぶやいていました。
近年本当に涙もろくなったという亮さん、最近JBことジェームズ・ブラウンの映画を見て男泣きしたそうな(『ジェームズ・ブラウン 最高の魂を持つ男』※音声流れます
名前を聞いて「?」となったのですが、「ゲロッパ!」の曲だという亮さんの解説でやっとアレか!と。
「せっかくだし演奏するかー」の一言で、ゲロッパ!こと『Get Up』をバンドで短く披露。
シビレましたね。すぐできちゃうもんかと。
さすがにコールで「ギロッポン!」は苦笑いでしたが。
そして。
またその後のMCにて会場・名古屋の話題になり、シャチホコの話が出ると、亮さんはハッとして「なんでJBの演奏のとき思いつかなかったんだ! 年とるとこういうヒラメキが出てこない!」と嘆いておりました。
他にも思いついていたのは尾張弁の「だがや!」。「ゲロッパ!」風だと「ダガーヤ!」かな。これ面白かった。

<MC:赤福!>
伴ちゃんが名古屋の話題を口に出したとき、「名古屋で好きなのはあれ、赤福ね!」
ん? 赤福?
それまで散々メンバーから、MC中に「名古屋元気!?」「(ネタが)スルーされてる」とツッコまれるくらいにおとなしかった名古屋会場でしたが、この発言には四方八方からツッコミが飛びかいました。
赤福といえば、名古屋ではなく、三重・伊勢の名産品。
あまりにあまりな発言だったため、伴ちゃんは苦しまぎれに「県は違うけど、東海にはちがいない」とあたふた。
でもこれ、ネタ的にはおいしかったはずです。赤福ももちろんおいしいです。

<MC:秋の…あっ>
アンコール後のタイミングだったかな。
ツアーグッズやFCの紹介の後、亮さんがふいに「次は秋かなー」とこぼした。
わー恒例の周年ライブの告知か!?、と前のめりになったけれど、亮さんまたハッとした。
「これ言っちゃっていいんだっけ…」なんて言い出す。
結局「秋のアレ」という形でにごされてしまいました。セミファイナルなら告知あるとマジで思ったのになんでやー( ・3・)
終演後、サポ同士で「次にお会いするのは秋のアレで!」というかんじでプチ流行してましたよ。


それ以外も、いろいろ、もろもろ、楽しいことがございました。
相も変わらず喋りたい放題止まらない亮さんに、伴ちゃん「16年たっても変わらんのよね」と苦笑してたり。
アンコール後にビール片手に登場するメンバーに、Bass須藤さんとKey山本さんが亮さんに「呑み助」認定されてたり。その場で唯一、ビール一気呑み果たしてたちえさんもすごいわ。
お酒呑めないDrm潤さんがコーラ一気して、半分で断念してたり。
グッズ紹介のとき会場最前列で、まるでスタッフのようにグッズを渡してたサポの子がいたり。

たのしかった。
個人的に激動の半年だったけれど、“DoAs”のつくるライブ会場は良い意味で変わらなくて、すごく安心しました。
新鮮だった箇所ももちろん含めて。
たのしかった!!

そうそう。
終演後、アンケートを書く参加者がとても多かったことをご報告しておきます。
これもMC中、先週の大阪のボーリング企画や、来週の東京BBQ企画(でもきっと雨)など、FC企画が話題になったことからでした。
「名古屋でもやってー」という会場の声に、「ぜひアンケートに書いて! 全部目を通してるから」と伴ちゃんが言ってくれたことから、実際にアンケ記入者が増えたようです。
名古屋、マジメだ! おとなしいだけじゃないよ!
ちなみに私は翌日勤務のため、雑談後まっすぐ帰りました…

では、また。
「秋のアレで!」、お会いしましょう。


「The Best of Do As Infinity Live Tour 2015 -BRAND NEW DAYS-」 at Zepp Nagoya

セットリスト

1.EDGE
2.SUMMER DAYS
3.アリアドネの糸
4.Mysterious Magic
-MC-
5.陽のあたる坂道
6.Week!
7.魔法の言葉~Would you marry me?~
-MC-
8.marionette
9.夢の終わりに
10.Route16
-MC-
11.深い森
12.Rapunzel
13.はじまりの場所
-MC-
14.135
15.冒険者たち
16.One or Eight
17.君がいない未来
18.本日ハ晴天ナリ

--Encore--
-MC-
En1.TAO
-MC-
En2.JIDAISHIN
-MC-
En3.遠くまで
En4.あいのうた

--終演後会場曲--
Brand new days