左から
Wish Bone(ウィッシュ)
Bizzy Bone(ビジー)
Flesh-n-Bone(フレッシュ)
Krayzie Bone(クレイジー)
Layzie Bone(レイジ―)
の5人からなる
ボーンサグズンハーモニー
出身は、マシンガンケリーやkid cudiと同じ
オハイオ州クリーブランド
B.O.N.E.Enterpriseというグループで活動していた時に
彼ら自らレコード会社に電話をし
あのEazy-Eに合格をもらい
94年にRuthless Recordsから出した
Creepin on ah Come Upは
ビルボードR&B/Hip Hop部門で2位を叩き出した
今でこそラップにメロディをのせるは当たり前のことだが
その先駆者は紛れもなく彼らなのだ
そして今でもハーモニーを奏でるのは彼らのみだ
更には生前の
Eazy-E, 2PAC, Notorious B.I.G, Big Pun
と共演したのもBTNHただ一組
唯一無二のグループなのだ
そんな彼らを気に入ったのが
老若男女問わず誰もが知っている冬の女王
広瀬香美!
…ではなく
恋人たちのクリスマスでお馴染みの
マライアキャリー!
彼女はBTNH好きと公言していて
何度も共演している
しかしながら、日本では過小評価されがちな彼ら
1stアルバムE.1999Eternal(チャート1位)に
収録されているヒット曲Tha Crossroads
でグラミー賞を受賞
2000年のアルバムBTNHResurrectionは
1か月でプラチナム
2002年のThug World Orderも
R&B/Hip Hop部門3位
史上最高のなんちゃらに選ばれるなど
今日のヒップホップにも多大なる影響を与えているのに
一体なぜ?
好きなラッパーを聞かれたら
最エモKrayzieと最狂のBizzyを挙げる
好きなグループを聞かれたら
天使のBone Thugs-N-Harmonyと
悪魔のThree 6 Mafiaを挙げる
実際言ってる事は全く天使ではないのだが
私は10代の頃からこう表現している
過小評価をされているのはこの“天使”の部分
ではなかろうか
有名な曲だけを聞くとハーモニーが先行してしまい
ラップスキルに気付きづらいのだ
それと
東でも西でも南でもないミッドウエスト
という微妙な位置も関係していると思う
当時はエリア別でサウンドに特徴があり
好き嫌いが見事に分かれていた
※あくまでも全て私が知る日本での話
もしくは彼らのまとまりのなさか
元は5人だがFleshが長く捕まっていた為に
主に4人で活動していたのだが
Tha CrossroadsのMVでさえ4人揃っていない
大ヒットしたAkonとの曲 I Tried
が入っている2007年のアルバムは
出来が素晴らしいのにBizzyが居ないのが惜しまれる
(Swizz Beatz節やwill i amとThe Gameのコラボが楽しめる)
Fleshが帰ってきて2010年にやっと5人に戻ったのだが…
2017年には
きちっとまとめたいKrayzieと
自由奔放にも程があるBizzyの確執に
終止符を打ったかのように2人でアルバムを出している
(個人的に熱いのはKORNのジョナサンとYelawolfとの共演)
はてさて今現在は5人なのか?
ここまでくるとどうでもいい感は否めない
本来のBone Thugs-N-Harmonyとは
もはや幻なのかもしれない
まるで神様だ
Wish以外は精力的にソロ活動もしているので
そちらも併せてチェックしてほしい
特にオススメなのがKrayzieのThe Fixtapeシリーズ
ビヨンセやシアラ、Nasや50centなどの
R&B/Hip Hopから
リンキン・パークなどなど
王道のあの曲をKrayが歌ったら?
というおもしろい作品になっている
(作りの雑さは否めない)
サンプリングやカバーの域を超えて
しっかりとKrayの曲に仕上げてしまうからさすがだ
彼が愛してやまないマイケルジャクソンとの曲もある
先ほど故人の話したが
2007年に公開された I Triedという映画には
昨年亡くなったニプシーハッスルが出演している
(作りの雑さはやはり否めない)
これは主演のKray,Lay,WishがBTNHになっていなかったら
どんな人生を送っていたか的な話なのだが…
それよりBTNHの伝記映画を作ってくれませんかね?
ストレイト・アウタ・コンプトンのように!
Eazyが亡くなる直前に病室でDJ YellaとMC Renが
テープを渡すシーンを覚えているだろうか
あれはBTNHの音源だ
映画繋がりで名曲を2つ紹介して終わりにしよう
で使われたDays of Our Lives
で使われたThug Music Plays On
こちらはBTNHのアルバムには入っていないので
知っている人が少ない
自粛は解除されたが引き続きのおうち時間で
これらの映画も観てほしい
長々とお付き合いありがとうございました!
Yukiでした
またお会いしましょう