9月の歌舞伎は
京鹿子娘道成寺
「七代目芝翫を偲んで…」福助さんのブログより
らしいですね。

この演目には特別な思いがあります。
いつもこれが最後だから目に焼き付けるのだ!という思いで
観てきました。
もう瞬きなんかしませんよ。
芝翫さんに釘付けです。
一瞬たりとて目をそらしたりなんかしません。
焼きつけるのですから。
おかげでその存在の偉大さは今一瞬で思い出せます。
威厳、品格、神々しさ
芝翫さんの醸し出す空気は恐ろしいです。
背筋を伸ばして観てしまうのです。もう自然と。
結局、焼き付けられてしまった!という表現が正しいのかもしれません。

そして9月、福助さんが踊ります。
これは何があっても外してはいけない!
多分、芝翫さんの面影を探すんだろうなと思います。
いや、それでは失礼かもしれない。
福助さんの娘道成寺を楽しみたいですねー。

親から子へ、そして孫へ。
歌舞伎ならではの連続性を楽しめる9月になりそうです。