昨日 友人の Tが 我が家へきて カラオケを楽しんだ時

 ふと はじめて 会ったと時のことを思い出した。

 

 妻も Tも 同期入社なのだが その会社には 忘年会の時

 歌とか 演芸やコント 何でもいいが 新入社員が披露する取り決めが

 あった。

 

 妻や Tは その他何人かと グループで おニャン子クラブの

 「セーラー服を脱がさないで」と言う歌を ダンスを交えて歌ったのを

 覚えている。

 喝采を浴びていた。

 

 新入社員と言っても もちろん若い人ばかりで

 私のような 30歳のおじさんは 私一人だった。

 

 若い人はその年代で グループを作っていたから

 私は一人で何かを しなければならなかった。

 

 私は 当時流行っていた 島倉千代子の 「人生いろいろ」を

 ズーズー弁 で歌った。

 

 ♪ ずんせいエロエロ、男もエロエロ 女だってエーロエロ 咲き乱れるわ

 

 下品にならない程度の下ネタを入れ ふりをいれて歌ったので

 堅物のイメージが強い社風には新鮮だったのか

 思いかけずに 爆笑を誘った。

 

 私はその場しのぎのつもりだったのに

 当時の部長から 宴会部長の名前を付けられ

 その後 ずっと 忘年会のたびに 何かをしなければならなくなった。

 

 私は二枚目のつもりだったのに 三枚目を演じなけねばならない。

 面白いものですね。

 それからの私は 上の人たちから 可愛がられ 仕事も順調にいって

 営業も 自分でも びっくりするくらいに とんとん拍子だったなあ。

 

 今 セーラー服を脱がさないでを歌った 可愛らしい女性を妻にし

 一緒に歌っていた女性が 大事な 友達になっている。

 

 うたた感慨。

 

   本当に 人生いろいろ ですね。