自分のスイッチ

昔からの音楽仲間と会った。

「もうさ、いつも忙しい時に限って呼ぶよね（笑）」

にゃははは…ごめんなさい。

彼はいわゆる“営業”の仕事があったらしく、楽器を持って横浜帰り。


人生が不規則なんで、すみません。
あ、お互いさまですよねん。


以前バンドを一緒にやっていた時は、
彼から音楽理論なんかも教えてもらった。
子どもの頃エレクトーンを弾いてた私が、理論を鍵盤で解釈しようとすると、

「ギター弾いて歌うんだから、
指板で理解しなきゃ意味がないよ」

と、ピシャリ言われたりもしたが、
今その理論は殆ど思い出せない…。
あ、オクターブの位置と7thは覚えました（笑）。


さて、自分に音楽スイッチが入る理由はなんだろね～みたいな話をしていて。

彼はもちろん音楽も好きだからだが、生活がかかっている、直結しているところでスイッチが入るらしい。

私は生活かかっているわけではない。
バンドは人間関係の難しさもあるし、時間やお金もかかる。

曲作りや練習は孤独な作業だし、
手放しで喜べることばかりではない。

だけど、やっぱりバンドって魅力的で。

昔とはまた違って今は今で、
きっと自由にがっつり、
やりたいことはできるような気がする。
それがスイッチかなぁ。


そしてたぶん、自分以外にブレーキを掛けるものが、もうナイ（笑）。



そんな話を延々としながら店を出て、

「今日はさ、こういうくだらないことかもしれないけど、話したかったんだよね！ありがとね！」

と、お礼を言うと、

「は⁈ 今日の話、全部くだらない話にしちゃうんですか⁈ えっ、えっ⁈」

いや、ちょっとなんか照れ臭くなって…。

だって、本当に強い人は語らないで実行するから。

でも、時々こういう気持ち共有したくなる。