こんにちは。丸井です。



Three good thingsをご存知でしょうか?



自己肯定感を高める手法の一つで、

1日の終わりに、今日あった良いことを3つ書き出しましょうというもの。



「良かったこと」というのは本当になんでもOKで、とってもとっても些細で小さなことで良いから3つ思い浮かべます。



例えば

・朝時間通りに起きられた

・たまたま入ったご飯屋さんが美味しかった

・肌の調子が良くて化粧ノリがいい

とか、こんな感じでOKです。




わたしは失恋沼&職場の人間関係が最悪で悩んでいた時、自分なんてだめだ、わたしが間違ってるんだと自分を責めることばかり考えて、自己肯定感がぐーっと下がっていました。



そんな時にこの手法に出会いました。



ですが当時、全く効果がありませんでした。

ゆえにだんだんやらなくなってしまったのです。




最近、部屋の掃除をしていたらThree good thingsで使っていたメモ帳を見つけました。


それを改めて見て、効果がなかったのはやり方が間違ってたからだと気付きました。




ある日、わたしはこう書いていました。

・職場のAさんとランチに行って距離が縮められた

・職場のBさんと帰り道が一緒になって雑談できた

・帰りの電車で座れた



なんとなく前向きな感じだし、ささやかな良い出来事のように見えますがこれは全くわたしの本音ではありません。


電車の話は良しとして、

職場のAさん、Bさんの件です。



わたしはAさんのこともBさんのことも嫌いでした。できたら関わりたくないです。



だけど転職して初めてのプロジェクト、同じチームのメンバー、この人たちと打ち解けて仲良くならなければいけないと思っていました。


本心は関わりたくないし苦手だけど、彼らと交流を持つことは良いことなんだ、と自分に言い聞かせ、彼らと何らかの交流があった日はそれを「良いこと」として捉えていました。

捉えなければいけない、と思っていました。



でも今振り返って思うのは、本音でやらなきゃ意味ないですよね、ということ。


効果が出なかったのは、自分の本心じゃなかったから。

嫌なことを良いことだと無理やりねじ曲げて捉えていたからです。



だから書くとしたら、

・一人でゆっくりランチできた

・(残業だったけど)やるべきタスクを完遂した

とかになるのかなと思います。



こういう類の習慣って他にもいろいろあると思いますが、いずれも他人に見せるものではないので本当に本当に自分の本心で取り組むことが正しいやり方だと思います。



自分の本音と向き合うのって怖いし、自分のこと嫌いになりそうになりますが、仕方ないです。

弱くてダサくて意地の悪い自分でも。

不完全で歪なところも含めて、愛おしい程人間らしいのです。