前回、長時間労働の削減について書きましたが

今回は、その続きです


取り組みを開始したのは今年の春

卸売業で、ルート営業のドライバーの残業が人によっては

毎月100時間近くなってました


まずは、今の状況を聞き取りどのような改善ができるかを模索しました

そこで取り組んだのが

①従業員の意識改革②業務の見直し③シフトの見直し


①は毎週会社の方針等を朝礼で話してもらい労働時間を減らす意識を持ってもらいました

②は仕事のやり方で問題がないか話し合い改善していきました

③は効率的に業務が行えるシフトを考えそれに変更していきました


今まで、従業員の裁量に任せていた部分が多かったので

これを、完全に管理してしまうと、ストレスになるので

徐々に、改善しながら様子を見ていき

うまくいくことは継続し、うまくいかないことは改善しながら

ようやく、夏あたりに成果が見られるようになってきました

それからも、改善を続け毎月の残業が20時間から30時間まで

減らすことができたのです


ただ、最終的な目標として週休1日だった休みを週休2日変更というものがありました

これを実施するに当たり、さらに大きなシフトの変更が必要となります

これについては、会社としての今後の方針などを踏まえた勉強会を開き

従業員に理解をしてもらったうえで行いました

やはり、これは今までにない大きな改革で導入当初は問題もありましたが

今は、落ち着きうまく稼働しています


残業が減ることは会社にとってはいいことですが

従業員にとっては、残業代が減るので今までより給料が減ることになります

会社だけプラスとなる改善ではなく、従業員にとってもプライスとなる改善でなければ

なんの意味もありません

仕事をするのは従業員で、その従業員のモチベーションが下がれば結果として

会社にとってマイナス、いわゆる改悪になってしまうのです


これについては、毎月の給料で削減された人件費は今後の

昇給や賞与で還元していきますと言うことも伝え

従業員のモチベーションが下がらないように配慮してきました

実際に、夏の賞与は少しですが結果を反映したものし

さらに、冬の賞与ではしっかりと評価を反映させた賞与にする予定です


今後は、評価制度や昇給などの賃金のシステムをしっかりと確立していく計画です

また、結果として現れたらここで紹介させていただきます



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福岡の社会保険労務士事務所
『うらつか社会保険労務士事務所』

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