今回のブログはプロローグを経て1本目のブログになります。
東京都内の社労士事務所が『時短』を意識して、わかりにくい助成金をわかりやすくかみ砕き、専門用語を最低限に抑え、発信したいと思います。
キャリアアップ助成金
まずは、キャリアアップ助成金について複数回に渡り概要や注意点をお伝えします。
キャリアアップ助成金とは
有期雇用労働者、短時間労働者、派遣労働者といったいわゆる非正規雇用の労働者(以下、「有期雇用労働者等」という。)の企業内でのキャリアアップを促進するため、正社員化、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成するものです。
簡単に言うと、
正社員以外の方を正社員化したり、
処遇改善を行った際に助成されるのが
キャリアアップ助成金です。
と言うことは、キャリアアップ助成金をもらうには「正社員以外の従業員」を雇用していないと、そもそも対象にはならないことになります。
例えば、
『パートの方を今後正社員にしようと検討している』
『パートの方の賃金を今後改善する計画がある』
『パートの方にも正社員と同様に退職金の積み立てを検討している』
上記内容は、他要件も満たす必要がありますがキャリアアップ助成金が支給される可能性が十分にあります。
ただ、キャリアアップ助成金の申請書を提出する前に、正社員化、処遇改善に取り組んでしまった場合はキャリアアップ助成金の対象とはなりません。
せっかく、キャリアアップ助成金が対象なのに手順を誤って受給できないのは大変もったいないです。
次回の助成金②の記事では助成金の概要や受給額に触れたいと思います。お楽しみに
https://www.mhlw.go.jp/content/11910500/001295084.pdf