自分音楽史 第七回 中学生の頃1
子どもの頃、鉄道が大好きだったものだから、国鉄(現JR(笑))DISCOVER JAPANキャンペーンのテーマソングだった山口百恵さんの「いい日旅立ち」は、たいへんお気に入りで、少ないお小遣いをなんとかやりくりしてシングルレコード(笑)も購入した。比喩でなく、擦り切れて雑音が出てくるほど聴いたっけ。
何年もたってから、その頃使っていた学校の音楽のノートを見つけてびっくりしたのだが、なんと、「いい日旅立ち」をリコーダーの多重奏に編曲しようとした形跡があった。楽譜の読み書きもできないのに(笑)
もちろん表記法はデタラメで、歌詞の痕跡が無かったら、後で見てもなんのことやらわからなかったかもしれない。
「いい日旅立ち」の何が好きだったかといって、そりゃもちろん歌もいいと思ってたけど、何より間奏をはじめとして、オーケストレーションの加わった編曲が大好きだったのだ。
この曲をご存じの方はおわかりだろうが、構成がA・A’・B・A’’になっていて、ワンコーラスの中にほぼ同じメロディーが三回出てくる。その三回、微妙にハーモナイズが違っていて、特にサビあとでは、分数コードによって作られる半音下降進行のベース音が、非常にツボを直撃するのだ(笑)。
もちろん、当時そんなふうに考えてたわけではないが、本能的な魅力を感じていたのはどうやら間違いない。
同じ作者なのは偶然だが、「昴 すばる」という有名な曲がある。ああいう老成した曲を、中学生の分際で僕は大好きだったのだが、これも、曲そのものというより、間奏を含めた編曲がたいへん気に入っていた。
この曲が発表されたころには、僕もギターなんぞを練習するようになっていて、編曲家というのが要は歌(だけではないけど)のバックの演奏を作るひとなんだと理解するようになっていた。
それで、「服部克久先生の編曲はすごいなあ」なんて思っていたのだ。
今でも、あの間奏は傑作だと思っているからな。大陸的なメロディーの後ろのカウンターメロディーがまた、実に天平な感じで、しかも大海原を感じさせるのだった。
ちなみに、この曲がイメージソングに採用された映画「天平の甍」の原作(井上靖)を、僕は高校生のときに読んで、たいへんに感動して読書感想文にも書いた憶えがある。これは余談。
編曲といえば、ちょっと忘れられない男が、中学の時の同級生にいたのだった。
何年もたってから、その頃使っていた学校の音楽のノートを見つけてびっくりしたのだが、なんと、「いい日旅立ち」をリコーダーの多重奏に編曲しようとした形跡があった。楽譜の読み書きもできないのに(笑)
もちろん表記法はデタラメで、歌詞の痕跡が無かったら、後で見てもなんのことやらわからなかったかもしれない。
「いい日旅立ち」の何が好きだったかといって、そりゃもちろん歌もいいと思ってたけど、何より間奏をはじめとして、オーケストレーションの加わった編曲が大好きだったのだ。
この曲をご存じの方はおわかりだろうが、構成がA・A’・B・A’’になっていて、ワンコーラスの中にほぼ同じメロディーが三回出てくる。その三回、微妙にハーモナイズが違っていて、特にサビあとでは、分数コードによって作られる半音下降進行のベース音が、非常にツボを直撃するのだ(笑)。
もちろん、当時そんなふうに考えてたわけではないが、本能的な魅力を感じていたのはどうやら間違いない。
同じ作者なのは偶然だが、「昴 すばる」という有名な曲がある。ああいう老成した曲を、中学生の分際で僕は大好きだったのだが、これも、曲そのものというより、間奏を含めた編曲がたいへん気に入っていた。
この曲が発表されたころには、僕もギターなんぞを練習するようになっていて、編曲家というのが要は歌(だけではないけど)のバックの演奏を作るひとなんだと理解するようになっていた。
それで、「服部克久先生の編曲はすごいなあ」なんて思っていたのだ。
今でも、あの間奏は傑作だと思っているからな。大陸的なメロディーの後ろのカウンターメロディーがまた、実に天平な感じで、しかも大海原を感じさせるのだった。
ちなみに、この曲がイメージソングに採用された映画「天平の甍」の原作(井上靖)を、僕は高校生のときに読んで、たいへんに感動して読書感想文にも書いた憶えがある。これは余談。
編曲といえば、ちょっと忘れられない男が、中学の時の同級生にいたのだった。