倫理法人会の栞に「気づくと同時に行う」と書いてある。
これは衝撃的だった。
それまでずっと聞いていたのは、「すぐ行う」だったからだ。
「同時に」ここが大切だと思う。
「すぐ」はすぐでも、人によって違う。
状況によっても違ってくる。
何より、時間的な「間」があることが前提になっている。
その「間」に人は何かを考えてしまう。余計な思考に入ってしまう。
「同時に」というのは、すなわち何も考えないでという意味だと思う。
つまり、無意識の世界だ。
私は、後回しにする傾向がある。
とくに迷ったときに、あとで考えようとする。
では、あとで考えるのかというと、結局考えないことが多い。
というより、考えることを忘れてしまう。
メモ帳などに書いておかないと、絶対に忘れる。
では、書いておけばいいかというと、そうではない。
確かに忘れることはないが、やらない。逃げる。
ずるずると先延ばしにする。
そして、それがストレスになる。
何という損失だろうか。
後回しにすると、それを忘れないように書かないといけない。
そのメモを管理しなければいけない。
さらに、なかなかできなくて、ストレスの原因にまでなる。
最悪だ。
仮に後でじっくり考えることができたとして、
その分よい答えが得られるかというと、必ずしもそうではない。
結局、即断した結論が正しかったりする。
だから、後回しにするよりは、すぐやる。
いや、同時にやる。
これを心がけている。