冬至も近くなり、すっかり日が落ちる時間が早くなりましたね。
夕方外を歩くともう夜8時ぐらいかと錯覚してしまいます。
今回は前回同様、皆さんが「税金が少ない」というイメージを持っているだろう公的年金にかかる税金ついて触れたいと思います。
まず、公的年金(国民年金、厚生年金等)にも税金はかかります。
所得税においては「雑所得」という分類になるのですが、年金受給額の全額が税金計算の対象になるわけではなく、「公的年金等控除額」という控除があります。
公的年金等控除額 = 70万円(※1) + 公的年金額 × 5%~25%(※2)
※1:65歳以上の方は120万円
※2:公的年金の収入金額によって異なります。
公的年金等控除後の雑所得金額の速算表が国税庁のホームページにありますので、
参考にしてください。(http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1600.htm
)
年金のみの収入しか無い場合には、ここから基礎控除(38万円)等が差し引かれ、所得税率(http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.htm
)を掛けて所得税の額を計算します。
なお、住民税もほぼ同様の計算が行われます(税率は一律10%)。
控除がある分、他の所得に比べると直接の課税額は少なくなりますが、他に給与所得等がある場合には雑所得と合算されて税率も高くなりますので注意してください。
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