アメカジ定番アイテムの一つにトラッカーウォレットがあります。シンプルな構造と裏にナイロン等を貼らずにレザーだけをダイレクトに使用したラフでタフなイメージと造りが妙にかっこいいレザーウォレットです。


昔は今ほどレザーブランドも多くなく情報は人、店、雑誌から得ていました。

90年代の学生達は制服にハーレーダビッドソンのトラッカーとウォレットチェーンがスタイルの一つでドメスティックブランドのサドルレザーやシルバーブームの到来による海外ブランドへの憧れにワクワクしたものです。 


2000年代に入って数年ダサいスタイル一位になるくらいウォレットチェーンは嫌われ、キャッシュレス化が進み更に息を潜めている気もしますが

バイカーやミュージシャン、ストリートスタイルが好きな人にはこれからもマストではないでしょうか。


そもそもファッションなんてそれぞれが好きなものを身につけて堂々としていれば良いと思うのです。

自分らしく楽しめてる感じとか、スタイルを完全に自分のモノにしてる人ってめちゃくちゃかっこいいです。


そんな懐かしい会話から生まれたのがこの財布。



中の造りがうちのSTING等のロングウォレットで採用しているものなのでトラッカータイプとかトラッカーモデルとでもいいますか

上記でも記しているようにシンプル構造がトラッカーの魅力ではありますが、まんま作っては芸がないのでそこはうちらしくやりたいじゃないって事です。


マチと仕切りで札入れ部とフリースペースに分けて

コインケースにもマチがあるので開きやすくなっています。コインケースのセンターにカードポケットがありますが、ここにカードを入れるとファスナーだけでは開きが悪いんですよね。


素材はイタリアテンペスティのオイルレザーで

内装は最上部位のベンズで外装は貼り合わせなしの

3.8mm厚のブルハイドショルダーです。

1枚革でステッチをなくす事で壊れるリスクを減らしています。

ヒップポケットに収納する事を考えてファスナースライダーは左開きにしています。

ホルダーも外装と同じ1枚仕立てでホックやチェーンはブラス製になります。


90年代に学生だったお父さんが今の中高生のお子さんと親子コーデしているのを見る事ができたら

間違いなく上がりますね!