ビリギャルの話は個人的にはあまり凄い事だと思っていません。自分も家庭教師をしていてビリギャル的な逆転は大学受験で見てきたので。
慶応合格と聞くと凄そうに思いますが(凄いは凄いんですけど)色々とトリックがある気がします。
では慶応大学よりも多少偏差値は落ちますが国立の千葉大学に彼女は合格できたかと問われると確実Noですね。早稲田大学(文系)も無理だと思います。
トリック1.文系でかつ、受験科目が二科目(英語と小論文のみ、SFCですので)
トリック2.おそらく中学受験者
トリック1は言わずもがな。受験科目が二科目ってもはや反則レベルですが、割と名前が通った私大で一科目というところもあったりもします。小論文というのは勉強したことがあまりないのでよくわかりませんが、普通の科目程時間を当てて勉強する科目にはなっていないかと。従って実質英語のみ。英語のみなら偏差値70位出てもおかしくないかなと。
トリック2ですが、これは中学受験をしてそれなりの中高に通っている人に共通するのですが、まず勉強をする基礎体力がある(長時間の勉強ができる体になっている)。あとは中学受験の遺産で国語力があるというのがあります。中学受験というのは遅くとも4年生くらいから勉強をするのでこういう基礎的な部分が身についているのは大学受験を開始するにあたって非常に有利です。公立高校出身の私からしたら、高校受験なんて3か月くらいしか必死に勉強した記憶がありません。公立高校受験ではこのような基礎力は身についていませんでした。
論理的帰結:
まず彼女は受験勉強できるだけの基礎力があり、国語力があったので小論文はある程度もともとできた。その上、実質受験勉強は英語だけだったので一年あれば偏差値40から70も夢ではないかと思います。
実際自分も受験指導で受験勉強ほぼゼロの状態から三か月くらいでマーチレベルの大学を合格させました。彼は理系でしたが、いくつかトリックを使って上手くやりました。
私大の受験は色々と抜け道があるので、少し受験に精通して、その穴一点突破を狙えば、結構名の知れた大学でも簡単に合格できてしまいます。
私立大学の偏差値はあまり当てにしても仕方が無い気がします。科目数も違うし。
ではよしなに。