おっさん博士課程三年生。
社会人博士って訳でもなんでもなくて学生です。ただし、イギリスで金もらいながらという特殊な環境で学位を取得中です。。
今年二つ目の論文も書き終えて、あとは最終提出だけという状況に来て、ボチボチ今後の仕事のことを考えるようになりました。
自分の専門は??と聞かれると
・光学
・ナノ測定
・自由曲面の形状計算
とかそういう感じになるんでしょうけど、実はパターン認識とか統計的信号処理とかにものすごく興味あります。
学部から修士までの3年間はパターン認識に費やしました。
それでわかったこと:
この世界は賢くないと生き残れない。たくさん勉強が必要。
手を動かせば研究ができるってもんではない。
そんな状態で普通に就職する訳ですけど、やっぱりいつかこの世界で戦いたいって思いがずっとありました。結局博士在学中もこの周辺をよく勉強しました。自分の研究テーマに無理やり関連付けて研究するみたいな感じです。
結果的に良かったと思っていますけど。
最近の社会の動きを見ていると、ディープラーニングとかビッグデータとか自分が学生の頃にはまだまだ日の目を見なかった領域にスポットライトが当たり出しているではないですか!!
そして最近、日系のとある大企業からメール
勤務先:渋谷
仕事:認識関係
年収:それなり
プラスα:グローバル人材募集、シリコンバレーとかと共同研究
大企業といっても(一般的には一流企業なんだろうけど)自分としては二流だと思っていた会社。むしろ、大学四年生の時に大学院の入学試験に合格できなくて就職するって言って就職するような企業という認識。
もちろん就職難易度的には最上級という感じの企業ではないですが、存在感はグローバル。多分、自分の新卒で入社した会社よりも売り上げなんかは上だと思います。
正直
スッゲー入りたい。仕事したい。
学生の頃にもう一度戻れるなら、「なりたい自分になれる」職場を最優先で探したいって思う。偏差値の延長線上で「とにかく難しい企業に」って馬鹿だったなって思います。
まぁ、今こうして海外で仕事・勉強できる自分があるからこういうオファーを年取っても貰えるんだろうけど、人生で一番後悔していることはソコだったなぁって思う。
と、モヤモヤしてきたので、来週日本から出張してくる営業さんに書籍
・深層学習
・Pythonで機械学習
を送りつけて持ってきてもらうことに。
博士論文で忙しいのに、また新しい勉強を始めるってところがウケる。
相当Mだと思います。
とりあえず新しい書籍を勉強する前に、学生時代に勉強したパターン認識をもう一度勉強しておこうと思います。時代の波に乗るのだ!!
ではよしなに。