本質とは異なる部分でのこだわりってのは英国・ヨーロッパは強いように感じます。

 

平たく言うと「見た目」「デザイン」ってヤツですね。

 

 

先日、Loughborough Uni student unionに行ったときにこんな素敵な木を発見しました。

大学のシンボルカラーである三色を見事に使っています。

大学のシンボルカラーとかデザインとか本当に綺麗でカッコいいです。

 

いちいちカッコいいってのがなんにでも当てはまります。

でも近くにいって細かいところを見ると…あらが見える みたいな。

 

日本では工業製品って結構野暮ったいものが多くて、「見た目より性能!」みたいな文化があると思うんですけど、こっちだと工業製品であっても「見た目」・「配色」に凄くこだわります。

 

恐らく、ぱっと見の「美しさ」みたいなものに対する価値が重いのだと思います。

 

外国車がカッコいいのもそのためかもしれませんね。

 

「トヨタは燃費は良いし、壊れない。でもダサすぎる」

 

ともっぱらの評判です。特に産油国のエネルギーがあふれまくっている人達は、トヨタより安くてカッコいい「Hyundai」が良いなんて言ったりします。

 

要するに、壊れないとか燃費がいいとかそういうことに気を使うセコイ人間はトヨタに乗っておけば良い ってことですね。

 

大量生産&高品質 みたいな技術文化が得意な日本にはまさにぴったりのやり方です。

でもこういう商売をずっとしていてはフェラーリみたいな車を世に送り出すことなんて絶対に無いんだろうなと思います。

 

 

本質とは関係ないけど、どっちもいいなぁっていう状況においては「カッコいいとか、可愛いとか」そういう第三の要素が購買を左右しますしね。特にこれからの時代、ものづくりに国境がなくなります。差別化ってのは見た目とか情報の入りやすさでますますされていくのでは?と考えられます。

 

それが不得意な日本も少し考え直さないとダメですね。

 

 

ではよしなに。