オリンピックが終わりました。

 

4年前のロンドンの時の開会式の日にイギリスのレスターにいました。

パブリックビューを観ながら「イギリスでオリンピックなんてオツだな」なんて思っていたときから早くも4年が過ぎたのかぁ…と思うと感慨深いです。

 

さて、今回のオリンピック自分の人生で一番つまらなかったです

理由は明白; イギリスに住んでいるから。

 

結局放送ってのは自国民が気持ちよくなるように放送されているんですね。それが良く分かりました。ボートばっかり見せられてもつまらなねぇっす。

 

こっちにいて気がついたんですけど、日本に居ると大熱狂しているオリンピックですがイギリスは意外と盛り上がっていない。当然ワールドカップとかユーロのそれには遠く及びません。

 

といいつつも、イギリスはちゃっかりメダル量産。それを考えると、恐らくですが日本は世界でももトップクラスのオリンピック好きな国だと思います。逆に言うと

 

世界的にはオリンピックはさほど盛り上がっていない

 

と思われます。

 

盛り上がらずに客観的にオリンピックを見ていて気がついたんですが、オリンピックのメダル数って完全にGDPと共産主義国かどうかで決定づけられますね。

 

それに気がついて調べてみると、

 

GDPとメダル数の相関係数0.88

 

共産国だと平均+6個のメダルになるらしい。

 

コレってつまり、

 

お金持ち国家の見栄を満たすのと共産主義国の国威高揚のためのスポーツ祭典

 

ってことでいいですか?

 

そういう風に考えるようになると、もうとまらないです。

本当にスポーツに税金つぎ込むとか必要なのか??とか考え出します。

 

 

スポーツってのはやはり人が観るから成立する部分があると思います。

人が観たいからお金を落とす、そこでビジネスとして成立するわけです。

つまり、つまらないスポーツはビジネスではなくて「趣味」

 

他人の趣味に税金出すほどお人よしじゃないです…

 

やっぱりオカシイ。

普段興味も無いスポーツに自分の税金が持っていかれるなんて。

サッカーは好きだ。体操も面白い。この二つなら自分のポケットマネー出して応援したい。

 

そうじゃないスポーツ(というか選手の趣味)になぜ税金出さなきゃならないんだ?

 

さらにさらに、マイナースポーツの協会とかマルチサポート事業とか…納得行かない。

はっきり言って「お金出したい人(スポンサー)」を探して運営して欲しい。

 

自立できないのであれば、それは仕事じゃない。趣味。

趣味に税金出せとか、待遇挙げろとか…頭おかしいんじゃないかって思う。

 

 

スポーツは好きですが、オリンピックで金メダル取るためにいろんな施設を作ったり、サポートしたりして大金を使うなら、一つでも多くの保育園でも幼稚園でも東京に作って欲しい。

国立競技場一つと待機児童を無くすのどちらが重要か?東京都民に問うとどうなるんだろう…悪いけど、現実問題幼稚園がもっと欲しい。

 

日本が金余っていてどうしようもないくらいで、一万円をトイレットペーパーの代わりに使い出したら他人の趣味に税金使っても良いかなって思うけど。

 

 

間違わないで頂きたいのは、自分はスポーツは好きだし、日本人が国際舞台で活躍するのを観るのは誇らしい。もっとメダルもとってほしい。

 

だけれども、何度も言うが「趣味」だろ。

スポンサーが「国民(税金)」であるのであれば、ちゃんと国民の皆さんにメリットを感じさせることをするのは義務だと思う。

 

楽しかった」とか「参加してよかった」なんて通らない。

結果出せ!

 

スポーツってちょっと聖域化されていて、こういう事を唱えると「変なヤツ、心の狭いヤツ」って思われると思うけど、普通の感覚で考えてみて欲しい。

 

ましてや、誰も普段興味の無いマイナースポーツに多額の税金をつぎ込んで、どんなメリットがあるのだろう?しかも盛り上がっているのは日本国内、一部の国だけ。

 

きっと、「かくれんぼ」という競技がオリンピックにあって金メダルとれそうなら、税金を投じるんだろうな。それで国家の威信が保てるって信じている人、どうかしていると思うけど。

 

かくれんぼならダメだけど、水泳なら税金ボンボン投入するのはOKっていう理論はどこから来るんだろう。その線引きって人によってそれぞれですよね。

 

やっぱり、趣味は自分の力でやっていただきたい。そうすれば文句は無い。強化費用が無ければスポンサー探せば良い。見つからなければ「それだけの価値しかないことをやっている」ということ。

 

努力してる?とか関係ない。オリンピック競技に無いことで努力している人は一杯いる。

 

 

こんな風な考えがまとまりました。

うがった見方かも知れませんが、やっぱり納得行かないんですね。

 

自分も趣味があるので誰か税金投入してください。

 

それではよしなに。