日本人サッカー選手が海外挑戦するようになって随分経つかと思います。

三浦カズに始まり、今では10人を超える元Jリーガー達がしのぎと削っています。

今回はこの海外組を語学力の観点から見てみます。


ビジネスの世界ではしばしば1/10000の人間にならないと価値が無いと聞きます。私も実際にそう思って生きています。

つまり何かの才能、能力に秀でてその上位0.01%になら無いと必要とされる人材にはなれ無いというもの。

この確率ですが、どれだけ大変かというと日本の最高学府をとって考えてみると.....
東大出ただけではせいぜい1/200くらいなので、さらに何かが必要ということになります。東大でてようやく社会人としてエリートになれるかどうかのスタートラインという感じです。

そもそもプロのサッカー選手になっている時点で1/700程度。これでも十分すごいのですが、このレベルでは年収300万の将来に対して不安しか無いサッカー選手です。

ではJリーグのトップクラスの人はどのくらいのお金をもらっているのでしょうか?おそらくこのクラスはクラブでも中心選手で日本代表にも名前を連ねたことのあるような選手達です。
2015年Jリーグ年棒ランキング

おや?上位は元日本代表ばかり。現在の日本代表選手がほとんどいません。日本を代表する選手が代表しない選手よりも待遇が悪いんですね。ここにも年功序列ですね。

若手の日本代表クラスなんてJリーグにいると年棒1500万とかザラです。選手としてイケイケの時に稼げないなんておかしいと思いますが、これも日本社会なので仕方なしとしましょう。


ちなみにJリーガートップは遠藤選手で2億円弱。全試合出場かつ全勝での数字らしいので実際はもっと低くなりますね。


一方で、海外組ですが....
海外組年棒
日本代表に入っていない細貝選手ですら3億超え。というか億超えるのが普通なのか?

実際にこの間まで国内にいた柿谷選手はスイスイ移籍で5000万→1.5億の大ジャンプ。最近スランプなのでこのままダメになって帰ってきてしまいそうですが....


まぁ何れにせよ、実力云々もそうですが「海外に出る」、「海外の市場で戦う」ということが選手としての価値を大きく高めていることがわかります。


サッカー選手はサッカーだけできれば良いと思われがちですが、圧倒的な実力差がある場合を除いて、海外でサッカーをすることができる語学力をはじめとしたサバイバル能力もサッカー選手の実力として重要なように思われます。


語学、コミュニケーション能力不足から日本に尻尾を巻いて帰ってきた選手達は結構多いです。逆にJリーグ内で超トップクラスでなくても海外に出ることで日本以上に待遇面で恵まれている選手は多いと思います。


吉田選手はプレミア(英)リーグですが、J時代は1500万だったようです。今は当然数億プレーヤーです。彼は英語が達者ですよね。

逆に、宇佐美選手や古くはヘラクレスの平山選手は「語学」でくじけた感じがあります。非常に才能があって将来楽しみだっただけに残念です。


サッカー選手として1/10000になるための近道の一つとして「語学」があると思います。日本のサッカー発展のためにも「サッカーバカ」ではダメです。


ということで、サッカー選手を目指す人もとりあえず英語をやっておくと将来の選択肢が広がり、さらにはキャリアにつながります。


私はサッカー選手でないので、英語くらいはできないと1/10000になれません。といいつつもまだまだ修行中です。


よしなに。