JALマタハラ?

JALのCAさんがマタハラだと会社を提訴したそうです。

理由は妊娠して地上勤務を申し出たが、ポジションが無くて休職させられたため。
所謂経済的な補償の要求かと思います。

個人的にはこの提訴はもっともだと思います。というのは男女雇用機会均等法には妊娠等を理由とした降格人事等の不当な措置を禁止しているからです。

従って、彼女が提訴するにはそれなりの根拠があり、ある意味彼女の言い分は正しいと私は思います。

JALはひどい会社だ
子供を産もうとする女性を支援しないとは何事だ
男女雇用機会均等法違反だ

等々、彼女を擁護する声が日に日に大きくなっているように感じます。
まぁ、これは法治国家である以上、法律が正なので正しい声なのでしょう。

しかしながら…
私はこれに関しては、そもそも男女雇用機会均等法の文言自体がおかしいと思っており、かつ実社会になじむものでもなければ、運用すべきものでも無いと思っています。

理由はいくつかあります。

1.労働の基本:働かざる者食うべからず

2.経営再建中の企業にあって、普通に就業できる社員のリストラをしているにも関わらず、働けない人に出すお金があるとお思いか?

3.そもそも、女性を差別してはならないとはあるが、如何なる理由であっても働かない・働けない女性が働く人(男女問わず)と同様な扱いを受けるのはおかしくないだろうか

経営再建中であろうとなかろうと、「働ける人」の雇用機会を「働けない人」が邪魔するのは本当に良くない事だと私は思っています。

これは女性・男性問わず、「能力が無い」「働く気が無い」「そもそも働いていない」正社員が、いわゆる非正規雇用の雇用を奪っている実態と同じだと思います。

そもそも、飛行機の中でのサービスを専門にしている人たちが、なぜ地上の事務仕事にスライドして仕事することができるのでしょうか?そういう制度があるだけで温情だと思うべきです。

普通に考えて、空で働けない→クビ→次の人雇う が普通ですし、事務職なら派遣でもなんでも他から融通した方が効率的ですし能力も高いでしょう。


私は諸悪の根源は終身雇用幻想にあると思います。
「正社員になっちゃえばもう安心。特に大企業は」のような雰囲気がそうさせています。

つまり企業が人を切りにくいが故に雇用の流動性が無くなり、仕事が無い人にとってはポジションを探す機会が減る。
つまり正社員でない事が絶対的に不利な状況になるので、一度正社員になるとその場から離れたがらない。

まさにこのCAさんも同じですね。
空で勤務できないなら辞めて他行けばいいのに→能力がないから移れない→社内で何とかしてくれ→そういう制度あるじゃないか!→女性差別だ!

この話とは少しずれますが、そもそも新卒で何もしらないで入社した会社に一生勤めるってこと自体が「可笑しな発想」なじゃいですか?自分と合わないな…他の仕事したいな…と思うけど、雇用が流動的じゃないからみんな再チャレンジできない。

そうすると会社にすがりつく社畜とか言われる給与の対能力比が比較的低い人たちが増えるんですよ。

CAさんだってバカじゃないんだから、CAみたいな仕事していたら他に仕事が無いくらい分かるでしょ。会社内だって役にも立たない人間を受け取りたくないに決まってるんですよ。


女性に選挙権が無かった昔は男女の性差というものがよく理解されていたのだと思います。多分もっとも自然に人間があるべき姿で生きられる制度。しかし女性が選挙権を持つと同時に、政治は女性票集めの為の立法をするようになりました。男女雇用機会均等法もその一つだと思います。

女性の能力を活用するのは賛成です。しかしながら、全く同じ能力の男女がいた場合、体力・出産やその他様々な要素で女性は不利になると思います。つまり、ハンディキャップが最初からあるということです。
このハンディキャップを埋めかつ、男性以上に能力を発揮できる人が会社からウェルカムされる人材であって、並みの女性でないと言う部分を強調すべきかと思います。

私は社会が健全になり、日本が日本として強くなり、かつみんなが本当の意味で平等になり幸せになって欲しい(能力の高い人、頑張った人が報われる社会)と思っています。

そう強く思わせたエピソードがあります。


私は以前、職場の女性が産休で一年間仕事に穴をあけるということがありました。その間ですが、派遣の事務スタッフ(女性)が来て仕事をしてくれました。

派遣の女性は仕事をそつなくこなし、問題もなにもありませんでした。そもそも仕事柄高い専門性が要求されるわけでもないので、即戦力となって最後まで仕事を全うしてくれました。
そして産休明けの女性が職場に復帰。その瞬間派遣の女性はお払い箱です。

私がこの時感じた違和感。理解できますでしょうか?

仕事の質はどちらも同じくらい、能力も同じくらい、
だけれども
・きちんと仕事をしている派遣女性に仕事が無くて
・自分の都合で子供を産んで仕事を離れていた女性が当たり前のように仕事に復帰

これって、やる気なくなりませんか?
なぜ、どんな理由であれ仕事をしない人が守られ、やる気のある人が仕事を与えられないのでしょうか?

私は誰しもが産休等で仕事を離れ、その間にお金を貰いながら将来の仕事の約束をされている というのは健全では無いと思います。
それは雇われ側と雇い側の合意に基づくもの(つまり、産休に入る人が優秀なので復帰してほしい等)で行われるべきだと思います。

つまり、なんのとりえもない普通の人には(男性・女性問わず)こんな制度不要です。
CAさんは自分の専門外の仕事なのに、「仕事を与えられて、給与を支払われるのが当然だ」とおっしゃっているようですが、ちょっと自分にはこの考えは受け付けられません。
(でも法律的には正しい行動だと思います)

脱・終身雇用、新卒一括採用を願います。

よしなに。