さてさて
イギリスの大学・大学院への留学 その1
の最後で少し触れた、経済面を考慮した賢い留学の方法について今回は
紹介させて頂こうかと思います。


ずばり、やり方は二通りあります。
方法1 →それなりに安く済む。また能力をそれ程問われない
方法2 →安い。人によってはお金かからない。ちょっと能力は問われる



方法1: 修士から入学

日本で大学を終え、修士号取得のためにこちらに留学するという方法です。
英国の教育システムは日本やアメリカのそれと異なり、修士は大学院ではなく、
学部の学位です。また、研究学位では無いそうです。

とややこしいので少し説明しますと、大学三年まで普通に勉強します。
成績がよっぽど悪くない限り大学四年生が修士になります。
つまり学士+修士号取得が4年でできるということです。

日本では当然4年プラス2年ですね。
つまり、MBAなども1年で取れてしまうということになります。
したがって、経済的には1年(プラス英語の補講など必要に応じて)間の留学
になるため結構お買い得です。

当然、安かろう悪かろうなので米国で取得するような超強力なMBAとしては
みなされないのは言うまでもありません。

ちょっと留学してシュウカツ有利にしたいぜ!みたいな学生さんが
こういう形で留学している印象がありますね。


方法2 : 博士から入学

こちらは博士課程は3年間で(標準は)、通常は皆スポンサーが付いています
スポンサーが付いていない学生は中国人か石油が出るような地域出身が多いです。
私も実はこの学生でして、スポンサーに
学費・滞在費・年二回の日本への往復チケット
等々を面倒見てもらっています。
※当然、学生より普通に仕事しているほうが経済的には良い


問題は…研究領域が制限されることです。スポンサーのやって欲しいことに取り組みます。
したがって、殆どの学生がゼロからスタートで勉強→研究→論文というステップを踏みます。

そもそもPh.Dという学位は「哲学博士」を意味し、「何らかのテーマが与えられるとそれに沿って研究を遂行する能力がある」という証明なので、専門がどーとかこーとか言っていられません。
Doctor of Philosophy= Ph.D


では工学博士ってなんじゃい?となりますが、これはEngDと表記します。
Ph.Dより実はこっちの方が偉い?んです。何せ4年間のコースです。
この学位は工学のある特定分野に関するスペシャリストの証明なので、日本の工学部で与えているような博士号に近いですね。


私の大学にも日本の最高学府を修了して、博士からこちらという方もいます。
当然ですが、英語の試験は修士よりも高いレベルが要求され、かつ過去の論文やかつての指導教官からの推薦等々が必要になります。
敷居はやや高いですが、お金がかかりません!




そういう訳で、特に博士の英国留学おススメです。
修士を出て無難に就職する人が多いと思いますが、

本当の意味のライバル達

を感じることができる良い機会だと思います。
こちらにいると、

日本が如何に優れていて、
それを世界に発信するのがどれだけへたくそ


なのか理解できますよ(笑)

私ももう少し早くにこういうシステムがあるのだと知っておきたかったな。
たまたま、英語をずっと勉強してきたから大学院に入学できましたが、
していなかったら…


ではよしなに。