世界銀行が最近発表した報告書の話。


「ブラジルは裕福になる以前に老齢化している」とのこと。


ブラジルは、現在の日本が直面しているように、今後40年間で高齢化が大幅に加速していく模様(人口増加を差し引いても、年率2~4%で高齢者が増加していくとの計算)。


2050年には、65歳以上の高齢者の割合は19%に上り(世界一の高齢化社会である日本は現在22~3%程度と見積もられているようです。まぁそのころの日本は、大量の移民を受け入れるか、大幅な少子化対策を行わない限り、40%程度まで上昇していると思いますが。。)、その人口も6400万人に達する可能性があるとのことです。


高齢化社会が進んでいる国(日本、イタリア、韓国など)は、基本的にそれなりの所得や社会保障が備わっている国なのですが、現在発展著しいブラジルは、先進国の仲間入りをする前に高齢化社会国にメンバー入りしてしまいそうですね。


これは、社会保障の質が向上して、死亡率が減少する一方、寿命が増加している、といった国としてより成熟してきているという事実が背景にあります。


しかし問題なのが、ブラジルの社会保障支出の大きさ。


早期退職を可能とさせるなど他国と比べてとても寛大な年金システムは、ブラジルの財政にとっても大きな負担となっている。


現在はまだ支払いは可能ではあるが、今後の高齢化の進展具合ではより大きな負担となっており、世銀は退職年齢を遅らせるなど、大幅な構造改革を早急に実行すべきと警告している。


また、1人当たりの高齢者への支出は、若年層への支出と比べて、ずっと多額なものとなっています。


発展著しいブラジルですが、教育(とりわけ公立学校)への支出は、まだまだ不十分であり、社会保障の構造改革を行い、次世代を担う若年層への投資を行っていくべきだとの意見が強いようです。


日本では高齢化に伴い、若者の負担が今後益々大きくなっていくとみられていますが、遠く離れたブラジルでも同様の問題に今後悩まされていくんですねぇ。

どうにかならないものでしょうか。



【参考文献】

World Bank

http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/HOMEPORTUGUESE/EXTPAISES/EXTLACINPOR/BRAZILINPOREXTN/0,,contentMDK:22780683~menuPK:3817263~pagePK:1497618~piPK:217854~theSitePK:3817167~isCURL:Y,00.html


O envelhecimento populacional no Brasil

http://apps.einstein.br/revista/arquivos/PDF/833-Einstein%20Suplemento%20v6n1%20pS4-6.pdf#search='envelhecimento brasil'