少し前にカット料金について触れたところですが
当たり前の話ですが、$135のヘアカットで、それ以上の価値を感じてもらえないと、いつまでたっても予約が埋まる事はありません。
価値を感じてもらう事。とても重要です。
その為に、まずは大切にしてるのは
「思い通りになった!」ではなく
「こんな風になると思わなかった!」
と思っていただく事。僕じゃなきゃ辿り着かなかったスタイルを提案する事。
期待に応えて予想を裏切る事。
だから、時にはお客さんが希望してる事と真逆の提案をする事もあります。
それがベストだと確信している場合はね。
そうして、スタイリストとしての信頼の第一歩になるわけです。
でも、もっと大切なのが「継続」して価値を提供し続ける事。
僕もNYに来て5年になって。ちゃんとニューヨークでスタイリストやり始めて4年半くらい経ったので、そろそろ3年以上の長いお付き合いのお客様も増えてきました。
Frederic Fekkaiに移籍したのが2年前なので、その前の僕の料金(最初は$70)の時から来てくれて、今は当時の倍くらいの料金になってるわけです。そして、この先も僕の料金は上がっていきます。
それでも、「僕を選んでもらう理由」がなきゃいけないんですよね。
本当に大変な事です。
人間の脳には「飽きる」っていう機能がついてます。
だから変化や進化を求める。
文明やテクノロジーの発展の糧となる要素ですよね。
だからね。長い付き合いのお客様でもいつも新鮮な気持ちで、本気出して向き合う事が大事だと思うんですよね。
それに関しては前も触れましたが。
失客の理由って、実は一番多いのが
なんとなく
なんですよね。別にカットが気に入らなかったわけでもなく。カラー失敗されたわけでもない。サービスが酷すぎたわけでもない。
「なんとなく」店変えてみようかな
「なんとなく」他も試してみたいな
なんでそんな事が起こるかっていうと
「なんとなく」リピートしてただけのお客様だからだと思うんです。
ただでさえ継続してリピートし続けていただくだけでも難しいのに
さらに料金も上がっていくわけですから。
結果を出していくにはインパクトがなきゃいけないし「僕じゃなきゃいけない理由」が必要だと思うんです。
いつも来てくれてたお客さんが、ふと違うサロンに行ってガラッと変わってしかも可愛くなってたら一番悔しいじゃないですか。
だから、常にベストを尽くす!
それと、関係性や信頼関係も大切。
うちの店の一番売れっ子のカラーリストは、一番REDO(直し)が多かった。
でもそれに対して、会社側からは「理解」と「リスペクト」があった。
まずは、「もう来ない」んじゃなくて「同じカラーリストで直しに来る」っていう信頼関係が築けてる点に対しての評価。
そして常に守りに入りすぎずに「提案」し続ける事に対しての大切さとリスクを理解しているから。
「直しが来ないように」する、守りの仕事の方が簡単だけど
そんな事してたら、飽きられちゃうし。むしろそっちの方がリスキーだって分かってる。だから技術者を尊重する。
そういう関係性や環境があるからこそ、攻めやすいってのもあります。
まぁこの辺はね、個性ですから。必ずしもそうじゃなきゃいけないわけでもないし、何か1つが正しくて他が間違ってるってわけじゃないんだけど
結果として彼はナンバーワンになって、今もトップでい続けてます。
先日、お店ではクォーター(四半期)ごとのレビューがあって。
僕はまだトップにはまだまだ程遠いルーキーですけど
「伸び率」はダントツナンバーワンでした。
最初はガラガラだった予約表が埋まってパンパンになってきてる。
これは美容師としてはとても嬉しい事です。
数字が全てじゃないけど、数字が語る事もある。
素直に喜んで、これからもぐいぐい行こうと思います!!
料金を上げる意味
【美容師ネタ】カルテ必要派?不要派?