ども。Frederic FekkaiスタイリストのTOMOです。

さてさて。今日はアメリカで働くためには必要不可欠なVISAについて。

一口にVISAといっても種類はたくさんあります。

今回はその中でも、僕が持ってるO-1VISAという種類について。

別名アーティストVISAとも呼ばれるこの種類のVISAは「ある分野において卓越した技術を有する者」に与えられるVISAです。

俳優やミュージシャン、ダンサー、メジャーリーガーなどもこの分野になります。あとは研究者とか。特殊な例だとフードファイターも。

そして美容師も。

他にも手段はいくつかあるのですが、美容師の場合はこのO-1VISAを取得して働くというのが主流ですね。

自分がいかにこの分野において「卓越した技術を有しているか」というのを、全く違う国の、全く違う分野で働いてる人に証明しなければならないのです。しかも、書面で。

なのでこのプロセスはとても大変で…

大きく分けると、自分のポートフォリオと、推薦状で書類を作ります。書類は自分でできるならやっても問題ないのですが…ほとんどの方は専門の弁護士に依頼する事になると思います。

ですので、いかにサロンで売り上げがあろうと、クレジットがない事にはVISA取得は難しくなります。

例えば雑誌の撮影、ショーなどの仕事、コンペティションでの受賞歴や、審査員の仕事、セミナーの講師の仕事などなど…

対企業で仕事をして、自分のクレジットが残る仕事をたくさんしているほど有利になります。

だから「卓越した技術を有する」ってのは、「カットがズバ抜けて上手い」とかじゃなくて、いかに素人が見ても「おぉ!!」と思うクレジットがあるかどうかって事になります。技術的な事は素人が見てもよく分からないでしょうからね。

その上で、また重要になってくるのが「推薦状」です。

英語ではrecommendation letterというのですが、これに関しては日本人はあまり馴染みがないですよね?

アメリカでは大学受験や就職など、様々な場面で活用したりするので、割と皆馴染みがあります、

まぁ、簡単にいうと「この人はすっげぇから、アメリカで働いたら絶対、業界にいい影響与えますよー!!」って事を書いてもらうわけです。

もちろん文章は英語ですから、基本的には弁護士にドラフトを作成してもらって、それを推薦状を貰う人の企業のレターヘッドに印刷してもらい、内容を確認した上でサインを貰わなければなりません。

この際、相手(サインしてもらう人)には全くリスクはありません。

例えレターの内容がでっち上げでも、例えレターを貰ったのにVISAを取得出来なかったとしても、推薦人には一切責任は無く、問いただされる事も100%ありません。

ただ!手間なんですよ。近くにいれば、サインを貰えばいいだけの状態に準備して会いに行き、サインを貰えばいいだけなのですが

NYにいながら日本にいる関係者の方にサインを貰ったりしなければならない事もあり

今でこそ色々ソフトウェアがあるので、データでのやりとりも簡単になりましたが

レターヘッドを用意して、プリントして、サインして郵送。という超めんどくさい事をお願いしなければならなかったのです。
(今思えば、スキャンでEメールで良かったんですけどね)

相手方にとっては、リスクは無いにしろメリットも何も無いところを、僕の為にちょっとめんどうな作業をしてもらわなければならない。

そしてもちろん「誰から推薦状を貰うのか」というのもとても重要な事なので、必然と目上の人にお願いする事になります。

「俺なんかの為に」めんどくさい事をお願いしてるのは分かっているので、催促はしたくないけど…なかなかレターが届かないと手続きも進めないので、柔らかく、言い回しを考えながら催促しなきゃいけなかったり笑

こういう時に「俺なんかの為に」とても快く、協力的かつ迅速に動いてくれる方というのは本当にありがたいし、それ以来、本当に頭があがらないです…

逆に「協力するよー!」って言ってくれてたのに結局動いてくれなかったりすると、自分の影響力の無さにベッコリ凹みます。笑

こういう時に日頃の行いが出るのかなーとか思って。

一見「メリットがない事」でも人の為に動ける人っていうのは器がでかいし、そういう所から「信頼関係」って出来てくるのかな、と。

だから協力して貰えないって事は、日頃自分が「人の為に動けてなかった」という事。

メリットが無くても、見返りなんか無くても、その人の為に動けば、そこに生まれる「信頼関係」があるのです。

仕事のほとんどは「信頼関係」の上に成り立ってると思うと「一見メリットも何もないにところ」の大切さに気付けないとビジネスチャンスってのはなかなか訪れないのかな。と思ったりして。

だから、もし誰かに推薦状をお願いされる様な事があれば、その人の夢の為にも是非、協力してあげて欲しいと思います。

ちなみに、僕もそろそろグリーンカード(永住権)を取得したいなーと考えていて

また推薦状が必要になってくるので、お声がかかった際は是非、快く引き受けてくださると幸せであります!笑


via TOMOHIRO ARAKAWA
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