ども。ニューヨークの一流サロンで美容師してるTOMOです。

今日の最後のお客様は、僕がとてもお世話になってるお客様。

まだ付き合いは1年くらいだと思うんだけど

もうかれこれ20人くらい紹介してくれてると思う。

いつもマメなのに、今回はちょっと間が空いたなーって思ってたら

彼女の母が亡くなってしまったらしい。

もう91歳で、医者から「長くない」って言われたってのは知ってたんだけど。

だから、故郷であるペルーで母との時間を過ごしていたらしい。

何て声をかけたらいいんだろうか…って思ったけど

彼女はとても元気で、なんかむしろ「やりきった感」すら感じるというか…表現は難しいけど…清々しくも見えるほどに爽やかな笑顔で。

というのも、彼女いわく「幸せな最後だった」らしい。

最後の2ヶ月を娘と一緒に過ごせた事

91歳まで生きれた事

4人の孫と2人の曾孫まで見れた事

充実した人生だった事

彼女は「思い残すことはない」と

「もういつ死んでもいい。後悔はない」って言ってたんだって。

一体どれだけの人がそんな風に思えるだろうか…

「There is nothing to regret」

(後悔してる事は何もない)

という言葉を聞いた時は鳥肌が立ってしまった。

とてもこだわりが強い「母親」だったらしく

家から一歩も出ない日でも、必ずアイロンがパリッとかかったシャツに、センタープリーツの入った綺麗なパンツとドレスシューズ。そしてお化粧、ヘアスタイルと、何1つ乱れることなくいつでも着飾っていたんだって。

だから娘がくたくたな洋服を着てたり、ボサボサな髪でいるのを許さなかったみたいで

だから彼女は、母に会いに行くときは必ず直前に僕のところに来ていました。

自分のこだわりを生涯貫いて

何1つ後悔が残らない人生。

かっこよすぎる…

そんな母をもつ彼女自身も、ペルーで生まれてから、メキシコ、ワシントンD.C.、ボストン、カリフォルニア、コロラド、ハワイ、ニューヨークと移り住んで

子供たちはハワイにいるらしく

半年ほど前に「もうハワイに戻ることにした」と言って、ニューヨークの家を売り払ってハワイに帰って

最高の天気、ビーチ、ローカルフード、家族との時間を過ごしたら

2週間で飽きてしまい(笑)

すぐにニューヨークに戻って来て、マンションを買い直すという…

なんとも自由な生き方をしていて

「お金の為に働くのは飽きた」と言って、それまで勤めていた銀行を辞めて

来週からクッキングスクールに通うらしいです。フルタイムで。

というのも、母は全く料理をしないどころか、彼女に対しても

「危険だからキッチンには入ってはダメ」

「風邪を引くから冷蔵庫は開けちゃダメ」

と言って育てたらしく

身近で"料理"の行程を見たことがなかった彼女は、大人になってから料理の楽しさに目覚めたとか…

僕とは住む世界が違うというか。想像もできない人生を送ってるんだな。

話を聞くだけでも「違う世界」を見せてもらったような気分だった笑

でも彼女と話していて強く思ったのは

僕も後悔のない人生を送ろう。


という事。

もちろん長生き出来る保証なんてないけど

二度とは戻らない「今」を、ちゃんと大切にして

「今日」より若くなる事は無いのだから、言い訳せずに、全力で。

まずは「後悔のない1日」を積み重ねれるように…

そして、僕の大切な人にも、そう思ってもらえるように…

人生、一度きりだからね。

まずは「もっと家族との時間を大切にしておけば良かった」と後悔しない為に

良い夫婦の日のディナーに、気になっていた噂のコリアンレストランに行きましたとさ。

via TOMOHIRO ARAKAWA
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